9年ぶり復活の『ビンカン選手権』が大不評…“注目”テロップで全て台無しに

有田哲平 

有田哲平 (C)まいじつ 

4月の番組改編から放送時間が昇格した『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)で、前身番組『くりぃむナントカ』の「芸能界ビンカン選手権」が9年ぶりに復活。ところが、かつてのような面白さが半減しており、視聴者からブーイングが続出している。

放送時間が変わり、4月3日、10日の2週にわたって「ビンカン選手権」を放送。「芸能界ビンカン選手権2022春」と題し、俳優の山本舞香、『SixTONES』田中樹、お笑い芸人・ヒコロヒー、おいでやす小田といった豪華ゲストを招いて伝説の企画が復活を果たした。

「ビンカン選手権」とは、ロケ中の風景に隠されたおかしなところを〝ビンカン〟に探し出すリアル間違い探し。神奈川県にある『さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト』を舞台に、さまざまな〝ビンカンポイント〟を探す戦いが繰り広げられた。

企画が台無し? 改悪編集で視聴者ゲンナリ

同企画は、いわゆる「皆さんも一緒に探してみて下さい」といった視聴者参加型のクイズ形式だったのだが、なぜか今回は〝ビンカンポイント〟が近づくと、わざわざ「注目」というテロップでヒントが流れる編集に変わっていたのだ。これにネット上では、

《ビンカン選手権に注目マークはいらない》
《「注目」ってテロップのヒント、マジで要らない》
《「注目」の文字はいらんな。黙って不自然にカメラが寄ってくれればそれでいいよ》
《ビンカン選手権、「注目」なんてテロップいらないよ…。ガチで探して見てる人もいるだろうし》
《久しぶりのビンカン選手権、注目ポイントは要らなかった。昔と同じでカメラの意味深なカットだけにして欲しい》

などの酷評が殺到している。

「過去の企画では、土田晃之や『おぎやはぎ』矢作兼といった名解答者の活躍が目立っていました。特に『ムツゴロウ王国』で企画を行なった際に、矢作が『ここはムツゴロウ王国ではない』と見抜いたのは、今も伝説として語り継がれています。そういったロケの根本を覆すようなビンカンポイントがウリだったこともあり、〝ここにビンカンポイントがありますよ!〟と注目させるやり方に、以前の番組を見ていた層は違和感を覚えたのでしょう。また、矢作や土田の評判が良かっただけに、《ビンカン選手権には土田が居ないと物足りない》《やっぱり土田さんと矢作さんが必要》といった声もチラホラ寄せられています。復活させるのであれば、編集やキャスティングも当時と同じクオリティーを保つべきだったのかもしれません」(芸能ライター)

次回の「芸能界ビンカン選手権」には、是非とも土田や矢作が登場してほしいものだ。

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