北海道民が大混乱? 全国放送で珍事が発生「大人の事情でダメなんじゃ…」

大泉洋 

大泉洋 (C)まいじつ 

4月11日、テレビ番組配信サービス『TVer』が、ついにゴールデン番組のリアルタイム配信を開始した。これまでの縦割りや著作権を打破した歴史的なこの日、各局を北海道出身タレントが支配していたと道民が歓喜している。

春の新番組を控えたタイミングもあって、この日の各局は特番を放送。フジテレビ系は『ネプリーグ』を2時間の特番にし、テレビ朝日系も『帰れま10』と『バスサンド』を組み合わせる特別編成を行なった。

「ネプリーグ」にはゲストとして、直後に初回放送を迎えるドラマ『元カレの遺言状』から主演の綾瀬はるか、大泉洋、浅野和之、関水渚が参戦。芸人チームとして『オアシズ』大久保佳代子、『FUJIWARA』藤本敏史、『ハライチ』岩井勇気、『錦鯉』も出演し、クイズ対決を繰り広げた。

裏番組の『タカアンドトシ』がMCを務める「帰れま10」も、14日スタートのドラマ『未来への10カウント』チームが参戦。主演の木村拓哉、満島ひかり、安田顕らが、人気上昇中の寿司チェーン『銀座おのでら』の人気メニューを当てていった。

そして道民は、この出演者キャスティングに歓喜を露わにする。

北海道のローカルタレントが全国番組にズラリ

「大泉と安田は、北海学園大学演劇研究会出身の演劇ユニット『TEAM NACS』所属。全国区の俳優というイメージがありますが、実は〝日本一有名なローカルタレント〟なのです。『錦鯉』はボケの長谷川雅紀が北海道出身で、地元局情報番組でリポーターを務めたことも。『M-1グランプリ』優勝時には番組凱旋を果たすなど、今なお北海道とは強い繋がりを持っています。『タカアンドトシ』も北海道でレギュラーを持つ、地元愛溢れる北海道出身芸人ですね」(エンタメライター)

リアルタイム配信開始という、70年に及ぶテレビの歴史でも記念すべき日を、地元のタレントが埋め尽くしたことで道民は歓喜。ネット上には、

《ネプリーグには大泉洋さん、帰れマンデーには安田顕さんが出てる。嬉しいけど裏かぶりや》
《洋ちゃん見ようか、顕ちゃん見ようかで、両方ポチポチ換えながら見てる》
《今日は大泉洋さんに安田顕さんに忙しい》
《大泉洋サン。安田顕サン。大人の事情で同じ時間に他局に出たらダメなんじゃないの…?》
《フジテレビに大泉洋と錦鯉、テレ朝にタカトシと安田顕。道民頑張ってるな》
《錦鯉もタカトシも、洋ちゃん顕ちゃんみーんな北海道勢》

といった声が上がっていった。

「『ネプリーグ』や『帰れま10』ほどの人気番組とあって、さすがに北海道民でも話題になったようですね。しかしこうやって北海道出身者が出たくらいで騒いでいるのは、なかなかに強烈な地元愛ですね。大阪や京都出身のタレントが同じ時間に被っても、そこの住民はいちいち騒ぎませんから」(民放キー局関係者)

北海道では今も、「テレビに出るのは凄いこと」というマインドがあるのかもしれない。

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