『耳をすませば』実写版ビジュアルに原作ファン涙目「夢崩れる」「見たくない」

松坂桃李 

松坂桃李 (C)まいじつ 

俳優の清野菜名&松坂桃李がW主演を務める実写映画『耳をすませば』の公開日が10月14日に決定。特報映像とティザービジュアルがお披露目されたが、ネット上では否定的な声が上がっている。

「耳をすませば」の原作は、漫画家・柊あおいが1989年8月号から11月号にかけて、少女コミック誌『りぼん』にて連載していた青春恋愛漫画。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを募らせていくストーリーだ。

1995年にはスタジオジブリがアニメ映画化し、大ヒットを記録。そして、2020年に実写映画化が発表されたものの、コロナ禍で公開延期となっていた。

映画版は平川雄一朗監督がメガホンを取り、大人になった月島役を清野が、天沢役を松坂が演じる。実写映画では、漫画・アニメ映画で中心となっていた2人の中学生時代と合わせ、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が二重構造で展開される。

今回公開されたティザービジュアルには、〝地球儀〟や〝図書カード〟などお馴染みのアイテムのほか、注目キャラクターである〝バロン〟が登場。雫と聖司が、中学生の時に約束を交わす姿と、大人になり離れ離れになりながらも、夢に向かって突き進む様子を描いたものとなっている。

「大人になった二人は見たくない」

アニメーション映画の実写化となると高確率でブーイングが起きるのはお決まりとなっているが、今回、10年後のストーリーが描かれることに、ネット上では

《ポスターがめちゃくちゃチープ。そして大人のストーリーで夢崩れる》
《だっさいポスター。耳をすませばってわざわざ体で表現するものじゃなくない?》
《あの映画は雫が中学生で団地に住んでて狭い部屋を姉ちゃんと区切ってるところがよかったんよ。広い世間に出てもお互いを選ぶなんて現実離れしすぎてる》
《柊あおいから入ったからジブリ化の時もかなり違和感あったけど、今はジブリのイメージが強い。今更違う世界観は作れない》
《淡い恋心は淡いままで…大人になった二人は見たくない》
《原作の柊あおいさんはストーリーに関わってないっぽいね。89年に連載スタートしたコミックの続編を完全オリジナルストーリーって、他にも書いてる人いたけど人気作のタイトルと設定だけ借りた別作品じゃん》

など、拒否反応を示す声が殺到している。

「ジブリ作品の実写化といえば、最近は俳優・上白石萌音と橋本環奈がダブルキャストを務めた舞台『千と千尋の神隠し』が話題に。公演前こそ不安要素が多かったものの、実際はチケット完売が相次ぎ、《二人ともそれぞれの千尋の物語を生きていてよかった》《見終わった後の高揚感がすごかった》と、絶賛の声が上がっています。しかし最近、旬の俳優が実写映画などに出演することに、原作ファンは辟易しているようですね。もっとも、実写化は大コケ予想が当たり前ですが、今回も下手に世界観を壊すことなく、どこまでオリジナルストーリーで観客を惹きこめるかが課題となるでしょう」(芸能記者)

公開前から年齢のギャップを指摘する声が後を絶たない「耳をすませば」。劇場へ足を運んだ原作ファンが、手のひら返しで絶賛してくれることを祈るばかりだ。

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