『ヒルナンデス!』公式キャラ“突然交代”の闇が深い理由とは…

南原清隆 

南原清隆 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

新年度から『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)公式キャラクターになるも、不快な存在だとネット上で不評を買いまくっているハピナンデスくん。一体、なぜこんなにも不評な新キャラを起用したのか、その実態に迫ると興味深い事実に突き当たった。

これまで「ヒルナンデス!」のマスコットを務めていたのは、猫を模したパペット型のキャラ・フェルナンデスくん。2011年の番組開始から起用され、初期にはロケにも参加し、番組公式ツイッターのアカウント名にも「fernandes_4ntv」と名前が入れられている。

だがこの4月、何の告知もなくハピナンデスくんと入れ替わると、公式サイトからもその姿を消すことに。レギュラー『オードリー』春日俊彰のベストに刻まれていたワッペンもハピナンデスくんに変わり、クッション、シール、タオルといったグッズも、日テレ通販サイトや店頭から消えてしまった。

フェルナンデスからハピナンデスに変わった理由

この仕打ちに番組ファンからは

《番組と共に10年以上歩んできたフェルナンデス君の存在が無かったことになってるのは如何なものか》
《愛着大有りだった。腹立つわ。お別れくらいさせて》
《春日のベストもフェルナンデスくんからハピナンデスに変わってる》
《春日のベストもハピナンデスになってる さよならなの…》
《番組HPは勿論、スタジオの水卜ちゃん像の隣にいたフェル君クッションまで撤去》

といった失望の声が上がっている。この恨みが、ハピナンデスくんに対する風当たりの強さにまで影響していると言えるだろう。

しかし、改めて振り返ると、フェルナンデスくんは番組ロゴやキャラに起用されていただけであり、本編に登場しなくなったのはずいぶん前からなのだ。

「フェルナンデスくんの発案者は、現在、京都造形芸術大学客員教授やフリーで活躍している元日テレ局員・村上和彦氏。氏は2014年に退社したのですが、フェルナンデスくんが、ロケ等の本編に出なくなったのは2013年からのため、タイミングが重なるんです。制作スタッフが変わったため、氏の作品から離れ、完全に決別せねばならない理由でもあったのでしょうか…」(アートディレクター)

単なる交代劇ではなく、色々と事情がありそうだ。

【あわせて読みたい】