4月15日、大人気作品『呪術廻戦』と、イタリアを代表するファッションブランド『ドルチェ&ガッバーナ』のコラボが発表された。しかし評判は最悪で、早くもファンから批判の声が続出しているようだ。
今回発表されたのは、『呪術廻戦』から着想を得た、グラフィックとブランドのモチーフを組み合わせたファッションアイテムだ。
アニメのシーンとブランドのロゴを乱雑に配置した「ジップアップ・ブルゾン」(税込23万8700円)、五条悟の目元とブランドのロゴをプリントした「スウェットシャツ〝五条悟〟」(税込13万3100円)といったラインナップである。
「ドルチェ&ガッバーナ × 呪術廻戦」スペシャル コレクション。
コラボアイテムは、特設サイトと渋谷で開催するポップアップストアにて4月21日(木)から発売。
ポップアップストアの来店予約は特設サイトにて受付中。https://t.co/FmrJEfZVQa#ドルガバ呪術廻戦 #DolceGabbana #呪術廻戦 pic.twitter.com/6f6wSx7leH— ドルチェ&ガッバーナ ジャパン (@dolcegabbanajp) April 18, 2022
良くも悪くもコラボ商品といったデザインで、見た目だけでいえば「ドルチェ&ガッバーナ」らしさはロゴデザインのみといったところ。生地やシルエットにはこだわっており、ファッションに詳しい人が見れば前衛的なデザインなのかもしれないが、素人目だと過去にコラボした『ユニクロ』や『しまむら』といったファストファッションブランドと遜色ないデザインに見える。
ドルガバはアジア人をナメている?
「ドルチェ&ガッバーナ」の強気すぎるコラボ商品に対して、ネット上では、
《ドンキに売ってそうで草》
《かなり高度なギャグだと思う》
《しまむらのだよって言われても信じる》
《いろんな意味で特級呪物しかない》
などの批判が殺到。
加えて一部では、デザインの流用疑惑も浮上している。コラボ商品の「フーディ〝虎杖悠仁 / 宿儺〟」(税込17万500円)と『TOHO animation STORE』で販売されている『TVアニメ「呪術廻戦」虎杖悠仁 / 両面宿儺 パーカー』(税込8800円)のデザインが酷似しているという。
確かに両者の違いは柄の色と「ドルチェ&ガッバーナ」のロゴの有無のみ。これを20倍ほどの値段で販売していれば、批判されるのも仕方ないことだろう。
「ドルチェ&ガッバーナ」といえば、中国向けの広告動画で箸のことを「棒のような器具」と紹介して炎上。さらにデザイナーが、動画をめぐるインスタグラム上のチャットで、中国人を侮辱したスクリーンショットが拡散されて炎上に油を注ぎ、批判がさらに高まったのも記憶に新しい。これにより中国の市場を失ってしまった「ドルチェ&ガッバーナ」が日本に河岸を変えたと考える人も多いようで、
《アジア人嫌いのドルガバが呪術廻戦とコラボしたの見ると、売上よくないのかな?》
《炎上した時から、アジア人差別クソダサデザイナーってイメージで個人的には大っ嫌いだし、そのくせオタクにすり寄って呪術とコラボすんのは本当にやめてほしい》
《ドルガバて前にアジア差別してたくせに呪術廻戦とコラボするんか。思ったよりプライド高くないんやな》
といった意見も見受けられた。
最近は日本のアニメと高級メゾンのコラボが増えており、好評を博してきた。しかし「ドルチェ&ガッバーナ」のコラボは大不評。「呪術廻戦」にまでヘイトが向かなければいいのだが…。