『KICK THE CAN CREW』全盛期のサブスク終了…うなだれるファン

(C)Mix and Match Studio / Shutterstock 

2001年に彗星の如く現れ、04年に惜しまれつつ一時活動を休止した3人組ヒップホップグループ『KICK THE CAN CREW』。17年から活動を再開しているものの、所属していたレーベルとの契約終了に伴い、過去の名曲がストリーミングで聴けなくなる事態に陥っているようだ。

「KICK」は現在『ビクターエンタテインメント』にて活動中だが、デビューから休止までの約4年間は『ワーナーミュージック・ジャパン』に所属していた。

3月18日に「ワーナー」がグループとの契約終了を発表したのだが、同時に同社が提供していた一部を除く音源のストリーミング配信も終了するとの知らせが…。3月30日をもって配信終了となり、随時プレイリストから自動的に対象の楽曲が削除されると明かされた。

「終了対象の楽曲は、デビュー曲『スーパーオリジナル』から活動休止前にリリースした『脳内VACATION』までのシングル曲など。また、アルバム収録楽曲も対象となっており、彼らの代表曲『マルシェ』など、全盛期に発表した曲はほとんど聞けなくなっています」(音楽ライター)

ストリーミング時代であれば当然?

彼らの楽曲配信終了は大々的にニュースにはならなかったものの、ファンのダメージは絶大だったようで、

《サブスク聞けなくなってる? めっちゃショックなんだが…》
《ついこの間までサブスクで聴けていたKICK THE CAN CREWの過去作が聴けなくなってる。プレイリストから消えてたから調べたら契約終了かよ…》
《昔の曲のサブスクなくなってて地味に痛い》
《KICKの曲のサブスク配信終了と聞いて、サブスクは本当にこういうのが怖い。権利者の都合で突然聞けなくなるの》
《KICKの音源、配信終了かよ。サブスクってこういうことあるからCD音源持っとくのも大切》

など、悲しみの声が続出している。しかし中には、ストリーミングサービスではありがちな突然の配信停止を考慮して、今も変わらずCDを購入しているといった人もチラホラ見受けられた。

CDが売れない時代だが、今回のような事態を踏まえると、これからもCD文化はなくならないのかもしれない。

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