「コロナは風邪」発言で13人降板! 騒動裏には“カウンセラー”の存在が…?

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演劇のプロデュース・制作などを手がける団体『Aznet Produce』が4月18日、舞台『エンリ帝国戦記~叙事詩オモイカネ~』のキャスト13人が降板すると発表した。公式ツイッターによると、舞台に出演するキャストのなかに新型コロナウイルス陽性者が複数出ているという。そんな中、同舞台のキャストである来栖梨紗のツイートが波紋を広げている。

来栖は同日、《4/20(木)-24(日)Aznet Produce劇場公演『エンリ帝国戦記~叙事詩オモイカネ~』を来栖は降板いたしました。楽しみにして下さっていた皆様には申し訳御座いません。団体様からの説明は引用元を、私の言葉は添付画像をご一読下さい》とツイート。添付画像には《体調不良者が続出する中、4月17日の「コロナが風邪だと思えるキャストだけ残ってください」という言葉を受けてこれ以上参加し続けることが出来ないと判断した為です》と記されている。

『Aznet Produce』の対処に賛否両論

団体側はこうした発言があったことを「事実と違う」と否定しているが、ネット上では

《降板した演者さんたちは、残る演者さんへの気持ちもつづって、団体側の説明もつけたうえで降板を示してるのにね。流石に団体側のこの説明文はありえない》
《団員間の感染には気を使う一方で、無観客の配信のみと決定していない段階で公演強行を決定するということは、観客に感染させる可能性をあまり考えていないということ。観客の安全が置き去りになってる》
《病状はそうだけど、もし後遺症が残ったらどうするつもりなんだろう。罹った友人はいまだに味覚障害があるんだけど…》
《決行するくせに「できれば降板してください」は矛盾したメッセージだし、ダブルスタンダード。欺瞞だし、もっと言えば卑怯》

などの声が上がっている。しかし一方で、

《正直、これからはこういう流れになっていくと思う。新型インフルエンザと一緒と思う人も出てくるんじゃないかな》
《当初は叩かれてたけど、弱毒化してきた今じゃ風邪とは言わなくとも、風邪みたいなもんだという認識が広がってる気がする》
《コロナも今年で3年目だしね。本気で怖いウイルス流行ってたら、満員電車も動かないと思います》

と、団体の発言に同意する声も少なからず散見される。

「団体は〝コロナは風邪〟発言を否定していますが、来栖以外にも、梓真なる、根倉綾珠、宮本朋実など複数のキャストたちが発言があったことをぞれぞれのツイッターで明かしています。舞台の演出と脚本を担当している輪島貴史氏は〝スピリチュアルカウンセラー〟を名乗っており、プロフィール欄には《31歳で前世の記憶が芽生えると共に霊能力が覚醒。6感(霊感)、7感(ワンネス)、8感(宇宙真理)に目覚め、以降、芸能界にて口コミや紹介制でスピリチュアルカウンセリングを行う。過去には銀座のスピリチュアルサロンに在籍し、霊視鑑定も行っていた。東京都の霊能力者第7選にも選ばれている霊能力者である》と記されています。もし来栖のいうことが本当なら、輪島氏の中では、新型コロナに対する独特の考え方があるのかもしれませんね」(芸能ライター)

新型コロナが風邪か否かの議論はともかく、現実にキャスト13人が大量降板している。プロデューサーは残ったキャストについて「全員、コロナに対してきちんと理解をした上で自分の意志で残ってくれたキャストです。この状況でも公演をやりたいと残ってくれたキャストの思いは守らせて下さい」と、公演に前向きになっているが、果たして無事開幕できるのだろうか…。

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