イタリアのランジェリーブランド『Intimissimi(インティミッシミ)』の日本国内初となるテレビCMがネット上で物議を醸している。
「インティミッシミ」は、毎シーズン、ファッションやトレンドを取り入れたカラーやスタイル、またオリジナルのフローラルプリントなどをイタリアンレースに採用し、人気になっている。
新CMは今年3月末から放送。4人の女性がイタリア・ヴェネチアで出会い、共に過ごす様子を撮影し、ヴェネチアの美しい街並みを歩き、ゴンドラに乗ってカナル・グランデを進み、サン・マルコ広場内のカフェでピザやパスタを楽しむ姿が描かれている。
日本文化には受け入れがたいCMコンセプト
ファッション好きな女性からは好評な同CM。しかし一方、ネット上では
《IntimissimiとかいうブランドのCMが『たわわ』なんて霞むくらい露出やばいんやが》
《朝っぱらから公共の場であるテレビで流れるんだが、フェミさん的には大丈夫なのかねぇ? この直後にこどもチャレンジのCMが流れ、数分後にワンピースが始まります》
《なんでこのTVのCMが攻撃されなくて、たわわの新聞広告が攻撃されるのか》
《月曜日の例の広告と、IntimissimiのテレビCM、見比べちゃうよね…》
《アンパンマン放送開始直前に、女全開の下着丸出しのイタリアンランジェリーのCM流すのやめてください》
と、作品コンセプトに戸惑いの声が寄せられている。
「今回のCMは日本初ということもあり、メーカーとしてはイタリアの町並みとランジェリーを同時にアピールする意図があったようですね。当然、メインとなるランジェリーを見せるには肌を露出しなければなりませんから、野外露出のようになったと考えられます。しかし、なんとなくCMに違和感を覚えたのは、現実では起こりえないことを詰め込みすぎたためでしょうね。最近では『月曜日のたわわ』の広告が炎上し、〝ゾーニング〟が焦点になっているところで、そのタイミングで誰もが目にできるテレビCMだったこともあり、物議を醸したのでしょう」(広告代理店関係者)
同CMに関しては露出シーンやターゲット層についての問題など、さまざまな意見が入り混じっている。一度論点を整理しない限り、このCMを一概に否定することはできないだろう。