『鬼滅の刃 全集中展』が転売ヤーの餌食に! 開催前から限定グッズ転売相次ぐ

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アニメ『鬼滅の刃』の展覧会『「鬼滅の刃」全集中展 無限列車編・遊郭編』が、4月20日から東京・松屋銀座でスタート。人気コンテンツのため転売ヤーにも目をつけられているようで、なぜかイベント開催前からフリマサイトで限定グッズが高額転売される異常事態が発生している。

「全集中展」は、アニメ「鬼滅の刃」の「無限列車編」「遊郭編」の世界をテーマにした展覧会。上弦の鬼との戦闘を大画面で視聴できる映像展示などがあり、鬼と鬼殺隊の死闘を全身で体感することができる。

展覧会では、パンフレットをはじめ、限定絵柄の缶バッジやアクリルマスコットなど、会場限定のオリジナルグッズを販売。また、まだ全貌は明かされていないものの、開催会場限定のグッズも用意されているという。福岡と北海道に先駆けて開催されている東京会場の「全集中展」では、ご当地イラストを使用したアクリル根付セットやアクリルチャームなどが販売されている。

昨年10月に開催された原画展『「鬼滅の刃」吾峠呼世晴原画展』で転売が相次いだせいか、それぞれグッズに購入個数制限を導入。グッズによって購入できる数は異なるが、東京会場限定のグッズは1会計につき2~3点と、通常のグッズよりも厳しい個数制限が導入されている。しかし、対策も虚しく転売が横行しているよう。フリマアプリを覗いてみると、開催前から「全集中展」のグッズが定価より割高な価格で出品されていたのだ。

初日なのに売り切れ? ファンの皮を被った転売ヤー

「全集中展」に足を運ぼうとしていた人からは、

《全集中展、明日からなのにもうグッズ転売されてる! こういう人たちのせいで欲しい人が買えなかったらムカつくなぁ…》
《全集中展今日からだよね? なのになんでもうグッズが高額転売されてるの?》
《全集中展のグッズ、すでに転売されてますね…。今日からなので行くの確定している方々なんでしょうが何倍もの価格で販売、更にそれを買う方がいるから転売ヤーなんか消えませんよね》
《明日からだよね? フライング転売する人何?》
《鬼滅の全集中展はグッズが転売されすぎて、初日の朝イチじゃないとグッズないみたいな感じだったので「もういいや」ってなりましたね…》

などの悲痛な声が上がっていた。

「『全集中展』のチケットは安全対策などの観点から、人数を制限した全日日時指定制。開催前からフリマサイトでグッズを出品していた人は、転売のために初日のチケットを取ったのでしょう。その結果、早い時間に転売ヤーが殺到し、初日から人気キャラクター・煉獄杏寿郎のグッズや、マスコットキャラクターのムキムキねずみのぬいぐるみが売り切れる事態が発生。購入できる層を絞ったことにより、『全集中展』のアイテムは転売ヤーにとってかなり美味しいグッズになっているようです」(芸能ライター)

いくら対策しても消えない転売ヤー。本当に欲しい人の手に届くようにするためには、受注生産方式を採用するしかなさそうだ。

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