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小泉今日子が主演する連続ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)の第2話が10月24日に放送され、平均視聴率が9.6%(関東地区)だったことがビデオリサーチの調べでわかった。
このドラマは『逃げるは恥だが役に立つ』、『カルテット』など話題になったドラマが続く“火曜午後10時”の放送枠で、罪を犯した5人の女性と刑務官が、復讐計画を企てるコメディー作品だ。宮藤官九郎が脚本を担当している。
第2話では、夫への殺人未遂事件で、馬場カヨ(小泉今日子)は5年の実刑を受けて収監された。刑務官の若井ふたば(満島ひかり)から人定質問を受けたカヨは、ふたばの威圧感に負けそうになる。その最中、カヨは経済アナリストとして有名な勝田千夏(菅野美穂)とすれ違い驚く。偶然千夏と話す機会ができたカヨは、千夏が書いた本の話で意気投合するが、カヨへの嫌がらせが待ち受けていた、という内容だった。
圧巻の小泉の演技
「小泉今日子が演じるカヨは、夫を刺すまでに誰も信頼できなくなり、心理的に不安になる描写がものすごい熱演だったため、寒気すら覚えるとインターネット上で評判でした。あの『踊る大捜査線』の犯人役のときのような迫力がありました」(テレビ雑誌ライター)
ネット上でも《キョンキョンの緊迫感にドキドキする》、《まぎれもなく宮藤ドラマのエース》、《小泉の犯罪の背景がよくわかった。さすがの演技力》などと賞賛の投稿が並んでいる。
「今回、視聴者目線では最も心に突き刺さったのは、小泉今日子が演じる馬場カヨの過去のすさまじさでしょう。仕事も家庭も完璧だと思っていたときに、夫に浮気をされ、本人としては限界まで悩み、漸くその辛さを吐露すれば『これだから女は』という言葉を言われ…。発狂寸前に追い込まれた苦悩を、小泉はベテランならではの演技力で力の限り、演じています。今年の連続ドラマで一番すさまじい演技を見せているのは小泉でしょう」(同・ライター)
気を吐く小泉の渾身の演技には今後も注目だ。
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