見所は吉岡里帆だけ!? 実写版『xxxHOLiC』蜷川実花ワールドが不評

吉岡里帆 

吉岡里帆 (C)まいじつ 

4月29日から全国公開が始まった映画『ホリック xxxHOLiC』に出演している俳優・吉岡里帆が話題になっている。

同映画は『カードキャプターさくら』などで知られる漫画家チーム『CLAMP』が、2003年より『週刊ヤングマガジン』にて連載を開始した、累計1400万部を超える同名ダークファンタジーコミックが原作。

人の心の闇に寄り憑くアヤカシが見える力に悩む、四月一日君尋(わたぬききみひろ)が、不思議なミセの女主人・壱原侑子と出会い、その体質を変えてもらう対価としてミセでアルバイトを始め、さまざまな人間との交流や事件に巻き込まれるストーリーだ。

神木隆之介と柴咲コウという豪華W主演が話題になっているが、一方で注目を集めているのが、女郎蜘蛛を演じている吉岡だ。吉岡は金髪ロングヘアーにセクシーな衣装で登場。非情な悪女だが、とにかく色気のあるキャラクターを演じている。

褒められるのは吉岡里帆のみ?

そんな吉岡のキャラに、上映前からネット上では、

《映画自体めちゃくちゃ作り込みがすごい。特に女郎蜘蛛役の吉岡里帆の奮闘振りがすごいね。まさかあんなにセクシーだとは思わなかった》
《蜷川実花監督らしい美しいヴィジュアルだったね。とにかく吉岡里帆ちゃんが最高!》
《衣装が大胆! 目がセクシーになったな》
《普段はどちらかというとかわいらしいタイプだけど、まさかメークでここまで色っぽくなるとは…。吉岡里帆新境地を開拓したと思う》

など、注目が集まっていた。しかし、公開後、作品を観た観客からは

《実写ホリック割りとアレだった。唯一めちゃくちゃ評価できるのが吉岡里帆の女郎蜘蛛しかない》
《吉岡里帆ちゃんがセクシーで、神木君とても良かった雰囲気はあるんだけど、原作とは別物感あったな》
《HOLICの実写映画観てきたけど最悪だったわ。特典のためにお金支払ったと考えるしかないあれはホリックではないね、タイトルと設定だけ借りた別物》
《映像で誤魔化しまくっててつまんなかった。心理描写飛ばし過ぎなせいで映像美だけが際立って逆に安っぽい感じ。吉岡里帆の無駄使い》

と、酷評が飛び交っている。

「吉岡は、映画の公開に当たり『女郎蜘蛛も、自分史上いちばんの肌見せも、どうしようと思いましたが、原作のイメージを大事に取り組みました』とコメントを寄せ、役作りのために所作指導をみっちりと学んだ経験を披露しています。実際、今までの吉岡とは思えないほどの妖艶さに、ファンの関心が集まっているようですね。しかし、肝心の映画レビューを見ると、酷評が相次いでいます。監督である蜷川実花の派手な作風が顕著に目立っているため、原作ファンには受け入れられない点が多かったようです。一部からは《「映画」というより「舞台」を見るような感覚》という声も上がっていましたね」(映画ライター)

同映画は公開初週の4月25日から5月1日にかけての映画興行収入ランキング(興行通信社調べ)で、初登場5位に。同規模の公開館数だった『劇場版ラジエーションハウス』は4位だったため敗れている。

吉岡の好演が広まり、ここから挽回できるだろうか…。

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