藤井風に逆風!? 暴行報道・河瀬直美監督とのタッグにファンから悲鳴

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6月24日公開予定のドキュメンタリー映画『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』。同作のメインテーマ曲を注目のアーティスト・藤井風が務めると発表されたのだが、彼のファンからは賛否の入り混じった意見が飛び交っているようだ。

同作は、昨年行われた『東京五輪』のアスリートと非アスリートの情熱と苦悩を映像化したドキュメンタリー作品。アスリート側の視点を描いた「SIDE:A」と、非アスリート側の「SIDE:B」という2部構成の超大作となっている。

監督を務めるのは、映画『2つ目の窓』やアーティスト・宇多田ヒカルの名曲『桜流し』のMVを手掛けた河瀬直美監督。また4月22日には、テーマソングに藤井の最新曲『The sun and the moon』を起用することが発表されていた。

五輪を題材にした映画のテーマソングという、名誉ある役割を担うことになった藤井。しかし一部の人たちは、〝河瀬監督の作品〟であることが許せないようだ。

「実力も実績もある河瀬監督ですが、彼女は過去に〝捏造疑惑〟によって炎上。昨年12月26日に放送されたドキュメンタリー番組『BS1スペシャル・河瀬直美が見つめた東京五輪』(NHK)で、番組は映画制作に密着していたのですが、そこで五輪反対デモに参加している男性へのインタビュー時に、『お金をもらって動員されていると打ち明けた』といったテロップが流れました。このテロップこそが捏造疑惑の発端で、そもそも男性にはデモに参加した事実がなかった模様。NHK側も意図していなかったと濁しながら謝罪していましたが、謝罪していない河瀬監督に悪い印象が植え付けられてしまったのです」(芸能ライター)

藤井風の名誉に傷が…?

賛否のあった「東京五輪」ということもあり、これに藤井が関わるのを良しとしないファンも多く、

《このオファーを受けるという決断は私にとってはショッキングで、傷ついている。東京五輪が人々に一体何をもたらしたのかよく考えてほしい》
《彼の社会観はあの五輪とこの映画が出来上がる経緯を良しとしてるんだろうか。本当に憂鬱な事態》
《こんなイメージの五輪に絡んでほしくなかった》
《河瀬直美の五輪映画に、テーマ曲で藤井風が歌うの無理すぎる》
《藤井風が河瀬直美監督の撮る五輪映像に関わるって、この失望感は何なのでしょう。国の醜悪なプロパガンダに革命家が取り込まれる感じ》

などの意見が見受けられた。

「さらにここに来て、『文春オンライン』が河瀬監督による過去の暴行を報じました。この事件があったのは2019年5月の映画撮影のこと。シーンを撮り終えた後、カメラをカチンコに向ける予定でしたが、彼女はカメラのファインダーを覗いたままだったそう。この時、撮影助手の男性Aさんが河瀬監督に近付き、体に手を触れた瞬間、河瀬監督は振り返って激高。『何するの!』と大声で叫び、Aさんの腹を蹴り上げたというのです。この騒動によって、撮影監督の月永雄太氏は、チームごと撮影監督を途中降板。今回の報道に、河瀬監督は『文春』に《3年前に既に、当事者間、および河瀬組内において解決をしていることでございます。当事者同士、および組のスタッフが問題にしていない出来事についての取材に対して、お答えする必要はないと考えます》と答えていました」(同ライター)

この報道は拡散され、もちろん河瀬監督に批判の声が殺到。主題歌決定時は賛同していた藤井ファンからも、

《河瀬監督の件、酷いな。みなさんが「関わってはいけない」というのがよくわかった。藤井風さんに不利なことがありませんように》
《藤井風さん。今からでも遅くないから、こんな人と絡むの止めた方がいいですよ!》
《コントさせたり、河瀬直美と組ませたり、藤井風という才能の生かし方を絶望的に間違っているなこの国は》
《とりあえず、河瀬直美はまじで藤井風に関わらないでくれ》

といった苦言が続出している。

すでに当事者同士で解決した話とはいえ、過去の性加害報道などを追及されている映画人も多い。『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』の公開はまだ先だが、いったいどうなってしまうのだろうか…。

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