『ミヤネ屋』打ち切り間近? 親会社を真っ向から非難「ケンカ売ってて笑った」

宮根誠司 

宮根誠司 (C)まいじつ

これまで多くの火種を生み出してきた『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)。4月26日の放送では、出演者が「言論の自由」に対して批判的な意見を繰り出す一幕があり、ネット上で物議を醸している。

この日の番組では、世界一の大富豪として知られているイーロン・マスク氏がツイッター社を買収する件について報道。コメンテーターにデーブ・スペクターと野村修也氏を迎え、一連の騒動を掘り下げていった。

イーロン氏は言論の自由を確保するために約5兆6000億円でツイッター社に買収を持ちかけ、ツイッター社はこれに同意。それに伴い株式が非公開化されるという。

概要の説明が終わると、デーブは「言論の自由にこだわっている割には、イーロン・マスク自身が沢山の人をブロックしているワケですから、ちょっと説得力にかける」と持論を展開。そして「なんでもありにしてしまいますと無法地帯になるのではないか」と疑問を呈す。

デーブの持論にMCの宮根誠司も同調。「言論の暴力に走りかねない」とイーロン氏がツイッター社の買収をすることに懸念を示した。

そして最も否定的な姿勢を見せたのは野村氏。「非公開会社ってしますよね、結局彼が全部(株を)持つワケですから」と前置きすると、「彼がこのメディアを支配できるっていう、この世界観は本当に正しいのかどうか」「性善説に立っているかもしれませんけど、世の中を本当に支配してしまうのではないか」とイーロン氏のやり方を真っ向から否定するのだった。

親会社も併せて批判? 無法地帯な『ミヤネ屋』

言論の自由を否定するようなスタンスの「ミヤネ屋」に対して、ネット上では、

《まさに特大ブーメラン》
《お前らマスコミの現状となにが違うの? 自分たちが正しいって嘘情報でも垂れ流してるじゃん》
《スタジオが否定的な感じになってて草。こいつらどんだけ表現の自由嫌いなんだよ》

などの批判が殺到している。

この発言に、約24万人のフォロワー数を誇る作家で経済評論家の渡邉哲也氏も反応。《ミヤネ屋 ナベツネさんと讀賣新聞にケンカ売ってて笑った。イーロンマスクがTwitter買収し株式非公開にする件、私企業にしてしまうと監視が効かず、やりたい放題になる可能性がと批判、新聞社、言論の自由を守るためという理由で非公開の私企業なんですが、、親会社批判度胸あるなぁ》と述べていた。

日本テレビの親会社である読売新聞グループ本社も「言論の自由を守るため」といった理由から、株式を非公開にしている会社の一つ。イーロン氏に買収されたことにより、同じような体制になるツイッター社を真っ向から批判していたが、はたして「ミヤネ屋」は大丈夫なのだろうか…。

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