岡本健一“紫綬褒章”に賛否!受賞基準を見直すべき理由は…

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ジャニーズ事務所の俳優・岡本健一が学問や芸術分野で功績を残した人に贈られる〝紫綬褒章〟に選ばれたことが4月27日明らかになり、ネット上で賛否の声が上がっている。

ジャニーズタレントでは初の受賞となる。受章理由は、「役を深く掘り下げ人間の本質に迫る的確な演技で、主役から主人公の脇を固める重要な役までを魅力的に演じ、我が国の演劇の発展・振興に多大な貢献をした」というものだった。

岡本は「『戦争』というむごい行為が公に行われ、多くの人生を奪い、人々に深い悲しみを刻み込んでいる」と世界情勢を分析。続けて、「今この時に、国際平和を希求し、武力による威嚇又は武力の行使を永久に放棄している、この日本で、ありがたいことに『戦争』を体験してない私が、『演劇』という果てしなく自由な世界に導いて頂き、濃密な時間を作り、さまざまな舞台を上演してきたスタッフ、共演者の方々、そして劇場まで足を運び、心と体で作品を感じてくれた、お客様のお陰で、紫綬褒章という栄誉ある褒章を賜りました」と感謝の意を述べた。

続けて、「皆様と喜びを分かち合いたい気持ちです。私だけの受章ではない思いが溢れています」と胸の内を明かした。

また、岡本の他にも、プロデューサーの秋元康氏、映画監督の庵野秀明氏、北京オリンピックで金メダルを獲得した高木美帆らが選ばれた。ネット上では

《岡本健一くん、紫綬褒章に選ばれたのはジャニーズ初だって。すごいなぁ》
《ジャニーズの中でも男闘呼組が好きで、その中でも岡本さんが好きでした。おめでとうございます!》
《岡本健一さん、おめでとうございます。元アイドルという枠を超え、実力のあるタレントさんが正当に評価された結果です》
《おめでとうございます。アイドル時代からのファンとして嬉しいですね。これからもいい演技してほしいです》

など、祝福の声が上がっている。

“褒章”自体の価値に疑問の声も…

一方、岡本の受賞に、ネット上では

《事務所が岡本を推したのかな。岡本の舞台演技の評価は賛否分かれると思うけど…》
《岡本健一が受賞なのはちょっと複雑な心境。どういう基準で選ばれてるんだろ?》
《そもそも春の褒章受章者は688人もいるって聞いたけど、それほど価値があるのかなと思えてしまう》
《岡本さんのこと別に好きでも嫌いでもないけど、年々、紫綬褒章の格が下がってきている印象》

と、疑問の声も上がっている。

「あまり一般的に知られていませんが、褒章は関係行政機関が内規に従って基準に沿う人を毎回忘れずにリストに挙げるだけです。各業界団体に一定数割り当てられ、推薦のもとに異論がなければ受賞が決定します。もっとも、誰でも受賞できるわけではありませんから、岡本にとっては吉報でしたね。地道な努力の積み重ねが評価されたんだと思います」(週刊誌記者)

1988年のデビュー曲以来の『DAYBREAK』が訪れたようだ。

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