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井上真央がスクールカウンセラー役で主演する連続ドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)で、仲間由紀恵が“怪演”を続けている。
10月24日に第2話が放送され、話が急展開を迎えた。不登校が続いていた吉岡真紀子(仲間)の息子で高校1年生の圭吾(遠藤健慎)が突然の死を遂げた。スクールカウンセラーの藍沢日向(井上)と担任の霧島直樹(及川光博)が、家庭訪問した矢先の出来事で、学校は対応に追われ、噂を聞きつけた生徒のあいだにも動揺が広がる。
圭吾の通夜では、不可解な死の原因が学校でのトラブルだと主張する遺族が、学校関係者の弔問をかたくなに拒否。それでも何とか焼香をさせてほしいと頼む霧島に、母の真紀子は「圭吾の柩の前で土下座してください。そうでないなら、お引き取りください」と鬼気迫る表情で教師たちに迫るのだ。
「ものすごく追い詰められた表情で『圭吾は学校に殺されたんです』と夫に告げたり、圭吾の遺影に向かって『仇は取ってあげるからね』とつぶやくシーンなどは、寒気がするほどの迫力で、このドラマの見どころを一気に持っていったような気がします。さすがベテランの演技という感じでした」(テレビ雑誌ライター)
井上と仲間のW主演でもいいくらい
この通夜の場面は、ドラマのテーマである“学校教育の限界”を象徴しているようでもあったという。
「圭吾の死因を探る藍沢ですが、母親と圭吾のいびつな関係をひもとかない限り、真相には迫れません。圭吾は母親から過保護に扱われていて、それが死因と結び付いていくのではないかという予測はできます。その上でこの第2話では、ストーリーの鍵を握るのが主役の藍沢でもなく、担任の霧島でもなく、仲間が演じる母親の真紀子であることが明確になったといえるでしょう。このドラマは井上真央と仲間のW主演にしてもいいくらいに、仲間が重要な位置に配役されています」(同・ライター)
男子生徒の不可解な死を、スクールカウンセラーの藍沢が解明していくという重いテーマの同ドラマ。この先も井上以上の存在感を見せそうな仲間の演技は、目が離せなくなりそうだ。
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