『THE W』準優勝コンビは解散…消えた芸人たちのイマ

ハイキングウォーキング 鈴木Q太郎 

ハイキングウォーキング 鈴木Q太郎 (C)まいじつ 

生き残り争いの激しい芸能界において、成功するのはほんの一握り。毎年多くの人間が現れては消えていく。4月6日にも、お笑い界から1組のコンビが解散で消えていくこととなった。そこそこ売れた女性コンビ『はなしょー』だ。

「はなしょー」は、ワタナベコメディスクール17期生の杵渕はなと山田しょうこによるコンビで、2015年に『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ系)に出演したことで、にわかに知名度が上昇。2017年には『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝に初進出し、『ダウンタウン』松本人志と、放送作家でお馴染みの高須光聖氏から「番組で使いやすい」などと礼賛された。

2019年にも同大会に出場し、現在大ブレークしている『3時のヒロイン』に次ぐ2位と、惜しくも優勝を逃す。以降、大きく跳ねないながらもそこそこ売れていたが、あえなく解散という結末を迎えることとなった。

2人はツイッターで解散を報告したものの、芸人の道を続けていくことを発表。これに対し、ネット上には

《これは結構驚いた まだまだこれから売れる目がありそうなコンビなのに》
《THE W優勝と準優勝でこんなに差がつくんだな》
《仲良さそうじゃなかった? 子供でもできたのかと思ったら2人とも芸人は続けるのか》

と驚きの声が飛び交った。

「卑弥呼さま~!!」で注目されたあの芸人は…

また、かつてバラエティーに引っ張りだこだったお笑いコンビ『ハイキングウォーキング』も、現在メディア露出が減っている芸人だろう。

「2人のブレークは2007年。ボケ・鈴木Q太郎がコーラでゲップをするという〝スーパーイリュージョン〟で人気となり、当時のショートネタブームもあって一躍時の人となりました。同時期にブレークしたのは、ムーディ勝山、『藤崎マーケット』、にしおかすみこ、柳原可奈子、小島よしおといった面々。こう見ると総じて消えていますね」(お笑いウオッチャー)

テレビ出演がすっかりなくなり、今やほぼ劇場の仕事しかなさそうな2人。こうした現状を打開すべく、〝じゃない方〟の松田洋昌は昨年から新たな取り組み、大道芸を始めている。気になる実力のほどだが、これがなかなか巧みなものだ。お馴染みのジャグリングはすっかりお手の物で、バランスボールや筒に乗った状態でも軽やかにこなしている。これなら芸人を廃業しても安心だろう。

対してその現状が危ぶまれているのが、強烈なインパクトで視聴者の印象にも残っている鈴木だ。鈴木はYouTubeチャンネルを開設しているものの、登録者数はわずか2600人ほど。定期的に行う生配信もリスナーはさっぱり、動画の再生回数も毎回数百ほどという惨憺たる有様になっている。

「売れていた頃は松田が〝じゃない方〟と言われましたが、今ではすっかり逆転しましたね。大道〝芸人〟として生きていこうとする松田に対し、鈴木に関してはやる気すら感じられませんから。一体何が収入源でどう食っているのかが不思議なくらいです」(前出・ウオッチャー)

たった一瞬とはいえ、あのポテンシャルでブレークできたことがイリュージョンのような奇跡だったのだろうか…。

しかし、〝あの人は今〟状態まで落ちぶれた芸人の人生は、必ずしも壮絶なものではない。

「ワカチコワカチコ」というキャッチーなフレーズのネタで、一躍〝時の人〟となった一発屋芸人・ゆってぃ。近年はメディアで見かけない彼だが、先だってついに結婚の発表をして、久しぶりに注目の的となっているようだ。

ゆってぃは3月30日、自身のツイッター上にてグラビアアイドル・石川あんなとの結婚を報告した。彼の結婚報告には多くの祝福が集まると同時に羨ましがる声も。それは石川がグラビアアイドルだけあって、かなりの美人であるため、ネット上では、

《キレイなグラビアさんもゲット出来て羨ましいですね》
《おめでとう。奥さんめちゃくちゃかわいい悔しい》
《奥さんキレイな方ですね! 最近テレビでは見ないけど面白いからもっとでてほしいな》

といった反響があった。

「彼の結婚によって、一部の人からは収入を心配する声が続出するハメに。彼はすでに〝過去の人〟となり、仕事が激減しているためで《やっちまったな、石川さん。生活は甘くないぞ…》と言われています。しかしメディアで見かけないだけで、実は仕事は順調のようです。2020年放送の『中居くん決めて!』(TBS系)出演時に、収入は平均で40~50万円ほどと話していました。金銭的にも余裕があり、ゆとりのある生活を送っているそうです。これだけの収入があれば、問題なく2人仲良く生活できるでしょうね。石川も一応仕事をしている訳ですし」(芸能ライター)

彼らがそれぞれの舞台で輝けることを祈ろう。

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