北海道民が『ケンミンSHOW』に激怒! 視聴者の不評を買った人気番組

南原清隆 

南原清隆 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

人気番組は視聴率が高い一方で、さまざまな人たちが観ているため、放送内容にツッコミが入ることも多い。今年3月放送の『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)では、北海道民からイチャモンが続出していた。

この日は北海道のカレーを特集。

「札幌にも熱愛ソウルカレーが存在していた」とのナレーションが入り、札幌市民に話を聞いた。インタビューに応じた札幌市民たちは『みよしの』と店名を挙げ、「普段、一緒に食べない2つなのに、なぜか『みよしの』では2つ同時においしい」と説明していた。

ナレーターは『みよしの』について、「札幌を中心に27店舗展開する熱愛メガチェーン」と解説し、『みよしの』の看板メニューは「ぎょうざカレー」だと説明。客に出されたぎょうざカレーには、皿の中央にぎょうざが「べったり」と乗っていた。

番組によると、『みよしの』は昭和42年にぎょうざ専門店として開業。ぎょうざカレーは40年以上親しまれているメニューだという。

しかし、この紹介放送に、北海道民からは、

《みよしのがカレー屋さん認定している方がいるだと…(戦慄)》
《ケンミンショーでみよしのがカレー屋と紹介されてて草だらけ》
《みよしのは餃子屋だよー カレー屋ではない。笑》

といった違和感を指摘する声が続出していた。

公式HPによると、『みよしの』のキャッチフレーズは『ぎょうざとカレーの「みよしの」』。ぎょうざとカレーのどちらがメインとは言えなさそうだが、他の「カレー店」と一緒にされるのは嫌だったようだ。

異例のキャラ&ルール出現に大ブーイング!

国民的なお昼の番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、新加入したキャラクターに、ヘイトの声が集まっている。

話題の中心は、自称妖精キャラクター・ハピナンデスくん。彼は新年度の放送から突如として現れると、着ぐるみ姿でスタジオメンバーにウザ絡みする他、今後はロケ企画にも挑むと宣言。しかし、妖精という突拍子のなさや人間とはマッチしないテンションに、ネット上ではさっそく

《フェルナンデスくんを完全に消した上、番組の邪魔するふざけキャラという印象しかありません。ハピナンデスくん嫌いだ》
《フェルナンデスくんは何故いなくなったの? 初期で、人形まで作って販売していきなり解雇なんて酷いな》
《ハピナンデスとかいう着ぐるみ本当に嫌い。こんなに嫌いな着ぐるみ初めて。クソうるせぇんだけど》

といった批判コメントが相次いだ。

いきなり逆風が吹き荒れたハピナンデスくんだが、最近の放送では、明らかに静かになった。よく見るとかわいらしいキャラなので、あまり傷付けないで欲しいものだ。

1月1日放送の『芸能人格付けチェック! 2022お正月スペシャル』(テレビ朝日系)では、番組のルールが崩壊する一幕があった。

ご存知の方も多いだろうが、この番組は、一流芸能人たちがさまざまなチェックに挑み、問題を間違えるごとに一流→普通→二流→三流→そっくりさん→映す価値なしとランクがどんどんダウンしていく仕組み。

今回は「チーム 女優」で観月ありさと藤原紀香、「チーム 日本のHIROMI」で郷ひろみとヒロミ、「チーム 愛しい嘘」で波瑠と溝端淳平、「チーム アイドルと芸人」で『日向坂46』の佐々木久美、加藤史帆、金村美玖とお笑いコンビ『見取り図』、「チーム 日本ハムファイターズGMとビッグボス」で新庄剛志と稲葉篤紀、「チーム 柔道 金メダリスト」で阿部一二三選手と阿部詩選手の兄妹、「チーム YOSHIKI」でYOSHIKIが出場した。

そして、いつものように問題をこなしていったのだが、第5問目でハプニングが発生。「チーム アイドルと芸人」と「チーム 柔道 金メダリスト」が、この時点で〝映す価値なし〟までランクダウンし、最終の第6問目を受けられない事態になったのだ。

ここで救済措置として、『見取り図』の2人がMCの『ダウンタウン』浜田雅功に土下座することで、そっくりさんにランクアップし、何とか最後の問題を受けられることに。すると、この時点で二流にまで沈んでいた「チーム 女優」「チーム 日本のHIROMI」「チーム 愛しい嘘」の3チームも土下座をすることでのランクアップを懇願。6人それぞれが土下座して普通に戻してもらい、最終問題に正解することで一流に返り咲く権利が与えられたのだ。

しかし、この救済措置に否定的な声が殺到。伝統ある番組とあって、ルールを守らないことにファンからは

《土下座でランクアップって…それは駄目ですよ…早々に映らなくなった人の救済措置としてなら百歩譲ってまだ分かるんですけど…二流の人が土下座したら普通にランクアップって、それもうルール無用じゃないですか…》
《格付けの土下座で一気に冷めた感が…》
《ルール無視は視聴者を馬鹿にしていると思う。紅白歌合戦もそうだが、 守るべき一線を越えると、陳腐な茶番に成り下がる》

など、批判の声が相次いだ。

批判の声が集まったのは、いずれも人気番組ばかり。ツッコミの声は番組を盛り上げる舞台装置の1つなのだろう。

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