くら寿司パワハラ騒動がAdoに飛び火!“無店”くら寿司待ったなし?

(C)Nambaman / Shutterstock

大手牛丼チェーン『吉野家』幹部の問題発言や、知床遊覧船の悲惨な事故など、企業の闇が騒がれる昨今。これらの大きなニュースの裏で、激安回転寿司チェーン『無添くら寿司』も、問題が発覚していた。しかしなぜかテレビなどでは大々的に取り上げられておらず、ネット上では、その裏を勘ぐる声が続出している。

4月1日、山梨県甲府市にある「くら寿司」の駐車場で、同店の店長を務める男性が乗用車に火を放ち、自らの命を絶った。そして同月20日、この事件に関する衝撃的な事実を『週刊文春』が報じている。

どうやら男性は、上司であるスーパーバイザーから日常的にパワハラ被害を受けていたらしく、命を絶つその日まで自身のSNSに仕事の苦しみを綴っていた模様。しかし「くら寿司」本社への取材では「パワハラ行為があったとの事実は確認できておりません」「個人的な事情によるものであることが推定されております」といった回答があり、業務との関連を否定していたというのだ。

なぜこんなことになってしまったのか…。今後も徹底的に追及していかなければならない事件だが、なぜかテレビでは不自然なほど取り上げられていない。大々的に取り上げたのは、同事件を公にした「週刊文春」のみである。

昭和から受け継がれた企業やテレビに蔓延る闇

「テレビで報道されない不自然すぎる状況に対し、ネット上では同社のアンバサダーを務めているのが『ダウンタウン』だからではないか、と囁かれ始めています。彼らが所属する『吉本興業』は、過去に宮迫博之らの不祥事が発覚した際、当事者に『在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから』と告げていたことが明らかになりました。まるで報道をコントロールできると言わんばかりの発言ですが、今回の『くら寿司』の事件がほとんど報道されないことを考えると、あながちウソではなかったのかもしれません。事実『吉本興業』と『くら寿司』は蜜月な関係で、4月29日から大阪で開催された吉本主催の『Warai Mirai Fes 2022』にも、『くら寿司』のブースが出店していました」(芸能ライター)

しかし、テレビで報道されないからといって話題になっていない訳ではなく、ネット上では注目を集めており、

《根は経営者による利益だけを求めた結果の大惨事だと思うので、ブラック企業はもっと徹底的に撲滅すべき》
《くら寿司社員自殺、知床遊覧船沈没みたいに、安さを求めるからこそ起こる悲劇が多くなってるよな》
《くら寿司の自殺事件や知床遊覧船の事件に共通して言えることだが、「人間を安く買い叩こうとするブラックな思考が人を死に追いやる」ということを社会にもっと広く知られるべき》
《知床観光船で影に隠れてるけど、くら寿司のヤバさも見過ごしてはならない。生娘をシャブ漬けにするよりもヤバい…》
《くら寿司の店長さんの自殺のニュースをテレビで全くやらないのは、テレビ局のCMのスポンサーだから? 遊覧船はスポンサーになる可能性低いから叩きまくり。くら寿司と同様に日本のテレビ業界もブラックだね》

など、「くら寿司」もしっかり批判の的になっている。

またアーティストのAdoが5月1日にツイッターで、《大阪の思い出 ~感動したくら寿司~》とコメントし、「くら寿司」の店舗前で撮った動画を公開した。

この投稿に、SNSでは

《こいつ「くら寿司」店長の焼身自殺知らんのか? そんなわけないよな。神経疑うわ》
《AdoのTwitterって事務所の人はチェックしてないのかな。さすがに炎上してるくら寿司ネタのツイートは心配》
《この間、くら寿司の店長が焼身自殺したっていうのに、よくこの時期にくら寿司の思い出なんか語れるなぁ》
《くら寿司の店長があんなことになってるのに呑気ですね~》

といった声が上がり、彼女に騒動が飛び火している。

撲滅されるべきブラック企業を体現したような「くら寿司」だが、果たして改善の余地はあるのだろうか。今後の動静を見守っていきたい。

【あわせて読みたい】