ハロウィングッズがぬるく見える昭和の超絶ドッキリ玩具

今年もコスプレをした若者たちがハメをはずしてバカ騒ぎする光景が、あちこちの繁華街で見られました。

日本ですっかり定着した感のある『ハロウィン』ですが、いまの子供たちは100 円ショップで売られているハロウィングッズで大人たちを脅かす楽しみを知るのでしょう。

そういうことなら昭和の子供たちも負けてはいませんでした。駄菓子屋ではイタズラグッズが通年で売られていて、大人たちを脅かして遊ぶのが日常でしたから。

この1970年代ごろに売られていた『どっきり大作戦』というクジ当てをご覧ください。

何と、特賞が超リアルな手首と足首ですよ! 血糊まで付いて本当によくできています。おもちゃとはいえ、これはあまりに猟奇的過ぎて、いまだったら幼い子供も出入りする100円ショップや量販店のおもちゃ売り場などでは当然NGでしょう。

他には血走った目玉、鬼のような角、ドラキュラのような牙などのモンスター変身ゴッコ用グッズです。

こんなものが町の駄菓子屋にど~んと置かれていたのですから、昔の駄菓子屋というのはいまの100円ショップとは比べ物にならないほど過激な場所だったことが分かります。

子供のころのわたしが毎日必ず近所の駄菓子屋に通ったのも、こういったものを見て“ゾワッ”とする雰囲気を味わうためでした。いまの時代には、子供たちにそういった空間があるのでしょうか。

駄菓子屋というと、よく「地域社会との関わり合いの場」とか「社会性を養う教育的意義」だとか、やたら道徳的な面ばかりが強調されますが、わたしはそんなものよりも、この“ゾワッ”とする感じこそが駄菓子屋に最も必要なものだと思っています。

願わくは、小さな駄菓子屋をどこかの路地裏でひっそりと営み、親たちから顰蹙を買うようなヤバイブツをそろえ、子供たちと悪たれをつき合いながら暮らす…なんて老後を過ごしたいものです。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

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