フジテレビが“ネット発”の都市伝説を放送…「よっぽどネタが無いんか?」

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5月4日に放送された『世界の何だコレ!? ミステリー』(フジテレビ系)が、使い古されたネットのネタを〝恐怖の都市伝説〟と紹介し、まともな視聴者から冷笑されている。

問題となったのは、番組が紹介した「時が止まる公園」だ。

番組いわく、神奈川県横浜市の「C区」にあるそうで、行くと時間感覚がおかしくなり、いつの間にか数時間が経過しているそう。

2005年にネット掲示板で立ったスレッドを発端に噂が広まったそうで、「カメラがその場に入ると真っ暗になった」「2人で行ったけど友人がやばい」といった書き込みや、不思議な体験の再現VTRも放送された。

投稿者は弟と一緒に公園に行き、芝生にフラフープくらいの大きさの枯れた部分を発見、足を踏み入れたそう。その瞬間、時間が止まったように体が動かなくなり、周りの声も聞こえない状態になったという。弟が「お兄ちゃん!」と呼んでも全く聞こえず、ようやく意識が戻ったのは30分後。その後、弟も入ったところやはり体が停止したため、腕を引っ張ってそこから出したという。

まるでキュレーションサイトのようなクソ企画…

番組はこれらの現象を紹介したが、再現VTRや書き込みなど、本当に〝紹介〟しただけで、最終的に「なぜ時が止まるのかは不明」と結論を投げる。結局〝よく分からない〟と片付けられた訳だが、ネット上ではこうした特集に

《洒落怖いスレの創作》
《こういう釣りスレいっぱいあったなw》
《オカ板でもう腐るほどやりつくされてたよな》
《もう嘘つくしかないんですよ》
《今さらテレビでやる内容じゃないでしょ。よっぽどネタが無いんか?》
《調べた結果わかりませんでしたならいいけど、放送するだけで不明なままってネットの話を持ってきただけじゃん…検証してよ…》
《時間が止まる公園って? 場所はどこ? 調べてみたら分かりませんでした! いかがでしたか?》

などの乾いた笑いが相次いだ。

ネットのノリをテレビで放送するのは、少し無理があるだろう。

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