山田孝之“隠し撮り気持ちよかった”発言にドン引き…「やっぱこの人はムリ」

山田孝之 

山田孝之 (C)marcello farina / Shutterstock

俳優の山田孝之が5月6日に行われた短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season 3』の初日舞台あいさつに登壇。「隠し撮りは気持ちよかった」と発言し、ネット民をドン引きさせている。

同映画は山田、阿部進之介、映画プロデューサーの伊藤主税らが、自由で新しい映画製作の実現を目指して立ち上げた短編映画制作プロジェクト。山田は俳優でモデルの南沙良が主演する『沙良ちゃんの休日』の監督を務めている。

山田は作品について問われると、「ドキュメンタリーで、南さんの休日に密着するということなのですが、まず撮影する時点でバレちゃいけない。基本、盗撮でやっていくので」と説明。続けて「なんとか撮り切ったあとに、事務所さんに『これ、出していいですか?』とお願いしに行くっていう、2つ高いハードルがあった」と打ち明けた。

そして、「なんとか乗り越えることによって、劇場公開まで持ってこれた。やっぱり、映画を作るのは難しいと思いますよね。(南は)撮られていることに『全然気づかなかった』とおっしゃっていました。隠し撮りは気持ちよかった」と語った。

疑問視される映画の在り方

山田の突拍子もない発言に、ネット上では、

《盗撮は気持ち良かったとかふざけんな。どんだけ気軽に盗撮してる犯罪者がいると思ってるんだよ》
《うーん、山田孝之氏、やっぱアウトだわ。盗撮でしか描けない世界だから、って盗撮を正当化とかそんなの芸術でも作品でもない。犯罪》
《所属事務所の許可さえあれば、当人に無断でプライバシー侵害の隠し撮りが許されるっていうこの芸能界、映像メディア業界の考え方、異常だよ》
《盗撮は後から許可を取っても『表現』にはならないと思う。若い女優さんて本当に人権が無いんだね》
《盗撮を冗談にするだけで十分に糞だし、プロモーションで炎上狙ってるとしたら責められるのが当然だ》
《盗撮という言葉をネタに笑いを取ろうとする感性も含めて、なかなかしんどい。昨今問題視されている映画界・芸能界の体質を考えるとなおのこと》
《盗撮は犯罪。どれだけ実被害があって、被害者が気付かない暗数がどんなにあるか。影響力のある有名人が性被害をネタや笑いにして矮小化する事で、性被害の起き易さに繋がるんだよ。この人前から色々問題あったし、やっぱこの人はムリだ》

など、さまざまな声が上がっている。

「映画ですから、きちんと脚本もありますし、全ての映像を隠し撮りしていたわけではありません。どちらかというと日常系ファンタジーといった感じでしょうかね。しかし、山田の〝盗撮〟という物言いや、『気持ちよかった』というコメントに不快感を覚える人も少なくありません。山田にしてみればジョークのつもりだったのでしょうが、演技派俳優として評価される山田なら、もう少しベストな言葉選びができたのではないでしょうか」(映画ライター)

最近は、映画業界のセクハラ、パワハラが大きな社会問題になっている。いくら決められた撮影方法だったとはいえ、肯定的に宣伝文句として使用するには少々無理があったようだ。

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