『鬼越トマホーク』の本気コントに動揺…「ネタは普通」「王道ど真ん中」

坂井良多 

坂井良多 (C)まいじつ 

『ダチョウ倶楽部』さながらのお約束である〝ケンカ芸〟や、裏社会・暴露ネタをメインにしたYouTubeで人気を博す強面コンビ『鬼越トマホーク』。瞬発力や話術に定評のある2人だが、肝心のコントはいたって普通と言われている。

2人は5月8日放送の『エンタの神様』(日本テレビ系)SPに出演。なんと今回が念願の「エンタ」デビューとのことで、ツイッターでも喜びを爆発させている。披露したのは、2人の強面を生かした「人は見かけによらない」というコントで、街で肩がぶつかって威嚇し合うところから始まる。

縮れ毛の金ちゃんはぶつかった相手が中学時代の同級生だと気付き、坊主の坂井良多も久々の再会に大喜び。近況の話になると、坂井は首の骨を鳴らしながら「トラブルが起きちゃって、ちょっくら解決してくるわ」と不穏な言葉を発する。

まさか抗争かと思われたその時、坂井は弁護士であることを告白し、金ちゃんは「そっち!?」「解決される側かと思った」とツッコむ。続いては坂井が金ちゃんの仕事を聞き、「金貸した奴らを可愛がらなきゃいけない」とこちらも不穏なワードを口にする。

芸風からは意外な「普通すぎる」コントが賛否

しかし、金ちゃんの仕事はただの銀行員で、イリーガルな金貸しではないことが判明。その後も、「組に行く」と言って驚くが子どもの幼稚園だった、「敵をぶちのめしに行かなきゃ」がオンラインゲームの話だったというやりとりが行われ、互いに「人は見かけによらないなぁ…」とつぶやきながら別れるのだった。

ここでネタは終了し、その時間わずか1分半ほど。ネタの内容もギャップを軸にした王道路線と、毒のある普段の芸風からは考えられないものだった。いわばいたって普通なこのネタに、普段の芸風を知る視聴者は、いい意味でも悪い意味でも驚いた模様。ネット上には

《本ネタはイマイチなんよなあ》
《コイツラも微妙だよな》
《ネタは普通で有名な鬼越》
《あの風貌で、ネタのオチまで完璧に王道ど真ん中》
《鬼越トマホークがシンプルなコントやってんのおもろすぎる》

といった反応が広がったのだった。

「トークやケンカ芸はインパクトも爆発力もあるのですが、意外と漫才やコントは正統派なのが『鬼越』の2人。逆に言うと、バラエティーやYouTubeの彼らを想定していると、『こんなものか』と肩透かしを食らってしまいます。他の芸人と絡むと輝きますが、単独ライブに行っても物足りないのが彼らの特徴です」(お笑いライター)

このままだと「うるせーな! お前らコントになると急につまんねぇんだよ!」とカウンターを食らいそうだ。

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