『四千頭身』のネタにゴーストライター疑惑?「台本丸出し」「キレ悪い」

後藤拓実 

後藤拓実 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

お笑い第7世代として時代を創ったレジェンドトリオ『四千頭身』に、ネタの〝ゴーストライター〟説が浮上している。

3人は5月8日に放送された『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演し、『サンドウィッチマン』に次ぐ2番手という期待の高さがうかがえる順番でネタを披露。「教育実習」というコントで、ツッコミの後藤拓実が先生、影の薄い残り2人が実習生の設定で進んでいった。

実習生は「よろしくな」と職員室に入り、後藤は「やべぇなオイ」とその非常識さに驚く。続けて、教師になった理由を「キャバ嬢に『先生』と呼ばれたかった」、出身を聞かれて大学名ではなく「四畳半です」と自宅について答えるなど、小ボケを次々と繰り出していった。

その後も細かいボケを連発するものの、大きな笑いどころはなし。「四千頭身」が持ち味としているエスプリの効いた笑いは鳴りを潜め、とても時代を創ったレジェンドトリオのネタとは思えない。

「何の変哲もクセも特徴もないコント」

明らかにおかしいこの様子に、お笑いファンは〝作家が作ったネタではないか〟との疑念を抱く。ネット上には

《四千頭身が何の変哲もクセも特徴もないコントをしている》
《明らかに四千頭身のセンスではない エンタ特有の作家によるかなり地獄な脚色が加えられているな》
《台本丸出しで恥ずかしい 作家が書いてるんじゃないかこれ》
《なんかキレが悪い》
《笑い所どこだよ》
《何だこいつらクソつまんねえな チャンネル変えるわ》

など、いつもと違うネタの方向性が波紋を広げた。

「コント中、なわとびを取り出して『にゃんこスター』のネタを引用するくだりがありました。『四千頭身』はこのような自虐や引用、くだらないパロディーをしないため、誰かが作ったネタである可能性は確かに高い。『エンタ』は作家がくだらないリズムネタやあるあるを提供し、芸人がそれを演じる地獄のようなスベリ番組として恐れられていましたから、彼らもこの餌食になってしまったのでは? 『スリムクラブ』が被害を告白していたこともありましたね」(お笑い評論家)

笑い声を効果音で足し、下ネタやマンネリ化したネタを続けるとは。まるで裏番組に出ていた『ザ・ドリフターズ』のようだ。

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