金ロー『ポニョ』爆死! ジブリ映画でも視聴率が取れない時代に…

宮崎駿 

宮崎駿 (C)Denis Makarenko / Shutterstock

5月6日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送された、スタジオジブリの大ヒット作『崖の上のポニョ』の視聴率が思わしくなかったようだ。

過去5度「金曜ロードショー」で放送されてきた「ポニョ」。2010年2月の初回放送は、29.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の高視聴率を記録していた。

しかし、放送を重ねるごとに視聴率が低迷。12年8月の2回目は16.4%、15年2月の3回目は15.2%、17年9月の4回目は11.3%。19年8月の5回目放送は12.5%で、前回より若干高い数値だったものの、初回放送には遠く及んでいない。

そして、6回目となる5月6日の平均世帯視聴率は8.6%。スタジオジブリ作品としては珍しく1桁を記録した。

「『崖の上のポニョ』は津波シーンや船が沈む描写などが含まれており、不謹慎狩りが湧きやすい映画です。今回の放送は、4月23日に起こった知床観光船沈没事故を連想させるとして、放送直後からSNSで不満を漏らす人が多く見受けられました。そのため、視聴してもすぐにチャンネルを変えてしまうという人が多かったのかもしれません」(芸能ライター)

視聴率1桁は妥当? 嫌われ映画『崖の上のポニョ』

「崖の上のポニョ」の視聴率が発表されると、ネット上では、

《さすがにもう無理だろ》
《ポニョって公開時は大ヒットしてた気がするけど人気ないんだね》
《ジブリもハズレは数字取れなくなったな》
《災害が身近すぎてほのぼのできないし単純につまらないもんな》
《これつまんないからもう放送すんなよ》
《津波うんぬんよりまず面白くない》
《魔女の宅急便がようやく10%。ポニョならこんなもん。次回からどんどん下がりそう》
《知床で船が沈んで大勢の犠牲者が出たばかりなのにわざとやっただろ》

などの反響が。6回目の放送ともなると、視聴者も流石に食傷気味なのかもしれない。

ちなみに、前週4月29日に「金曜ロードショー」で放送された『魔女の宅急便』の平均世帯視聴率も、10.1%とワースト記録を更新。これを踏まえると、「崖の上のポニョ」というよりは、スタジオジブリ作品の視聴率が低下しているように思える。

現代はテレビ離れが世間で大きく騒がれているが、同時にジブリ離れも起きているのかもしれない…。

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