上島竜兵さん訃報も通常運転…ブレない『ラヴィット!』に「芸人を尊敬します」

川島明 

川島明 (C)まいじつ

5月11日に『ダチョウ俱楽部』の上島竜兵さんが急逝した。朝の情報番組が一斉に取り上げる中、『ラヴィット!』(TBS系)は普段通りに番組を進行。芸人たちが見せたプロ根性に賛辞が寄せられている。

「日本でいちばん明るい朝番組」というコンセプトを掲げている「ラヴィット」。5月11日の放送でも、その姿勢が崩れることはなく、MCの『麒麟』川島明は「おはようございます!」と元気よくあいさつをしてみせる。

上島さんと親しい『アンタッチャブル』の柴田英嗣も出演していたが、川島と同じく笑顔を浮かべながらハキハキとした調子でトークを展開。番組説明の「ニュースなし! ワイドショーなし!」に偽りなく進行していった。

しかし、番組終盤のニュースコーナーにて上島さんの訃報が伝えられると、川島はカメラに向かって一礼。その後は何事もなかったかのように、番組は通常運転に戻り、エンディングを迎えた。

視聴者の心の拠り所『ラヴィット!』

一部では「不謹慎」だという声も見受けられたが、通常運転の「ラヴィット」には多くの称賛の声が。ワイドショーの報道に辟易していた人の支えになったようで、ネット上では、

《他の番組観るのがしんどくてずっとラヴィットつけてたけど、いつも通り芸人さんたちも明るくて救われた》
《自分達のお笑いのお仕事を貫き通してて本当に偉いよ》
《こういう時、芸人さんはとても辛いだろうなと思う。今朝、ラヴィット見てたけど、出演メンバーもきっと上島さんの事は知ってるはず。芸人を尊敬します》
《全く表情に出さず生放送をやってる川島さん尊敬する》
《ニュース終わったあとでも関わりのある芸人さん、みんな笑顔で最後までやりきっててすごいなと思った》

などの反響が寄せられている。

「放送開始当初は酷評が相次いでいた『ラヴィット!』ですが、ブレない路線から少しずつ人気番組になっていきました。どんなときでもコンセプトから外れることがなく、3月17日の放送でも、前日に宮城県と福島県で起きた震度6強の地震に触れずに通常運転。この時も今回と同様の意見が寄せられており、視聴者の心の拠り所になっていたようです」(芸能ライター)

他の番組がこぞって上島さんの訃報を取り上げる中で、いつもと変わらないバラエティーを提供した「ラヴィット」。笑顔を絶やさない芸人の姿に救われた視聴者も多いようだ。

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