「竜兵さんの自宅には行くのに」くら寿司パワハラ騒動をメディアが報じないワケ

(C)Nambaman / Shutterstock

30代の男性店長が店舗の駐車場で焼身自殺した事件をきっかけに、パワハラ疑惑が浮上している大手寿司チェーン『無添 くら寿司』。疑惑が払拭される間もなく、新たな火種が投下されたようだ。

5月10日配信の『文春オンライン』は、現役従業員がパワハラを受けたとして「くら寿司」と上司の両者を相手取り、訴訟を起こす意向だと報道した。

この従業員は入社当初からずっと「社会保険に加入したい」と訴え続けていたのだが、「社会保険には〝枠〟があるんだ。今それが一杯だから、あなたを加入させることはできない」と上司に言われたという。

納得のいかなかった従業員が、労務を管理する部署に問い合わせたところ、「くら寿司」は社会保険に特に枠を設けていないとのこと。これを知った上司は「ふざけんなよ、クソ!」と強い口調で罵ったそうだ。

蔓延るパワハラ…不祥事確変ボーナス状態

報道の真偽は不明だが、事実だとすれば完全にパワハラ案件。ネット上では、

《くら寿司は無限ブラック寿司と名前を変えるべき》
《CMやってるダウンタウンがかわいそう…。近所にくら寿司あるけど行かない》
《今まで好きで行っていたけど、絶対くら寿司行かない。金輪際、くら寿司行かない》
《今度はブラック労働でトラブル。こんな回転寿司屋は利用したくない》
《くら寿司のブラックぶりヤバイだろ? 本社のデスクにふんぞり返ってる奴ら相当クソだね》
《定額働かせ放題で挙句、社会保険すらはらえない貧困企業》
《上島竜兵さんの自宅には行くのに、くら寿司は報道なし!》
《上島竜兵さんの事は、配慮無く好き放題に報道してるのに、くら寿司のパワハラにより起こってしまった悲しい事は一切報道しないって》

などといった批判が殺到している。

「叩けば埃が出る状態の『くら寿司』。一連の騒動をきっかけに、全国の従業員や元従業員から『パワハラを受けた』という告発が相次いでいます。これを踏まえるとこれまで報道されてきたものは、氷山の一角にすぎないのかもしれません。ですが、テレビ局は全く報道せず。一部では『くら寿司』がテレビのスポンサーだから、CMに『ダウンタウン』が起用されているから、とさまざまな憶測を呼んでいます。明確な〝被害者〟がいない『吉野家』の騒動はあれほど騒ぎ立てたのですがね…」(週刊誌ライター)

地の底まで評判が落ちてしまった「くら寿司」。〝無店くら寿司〟にならないことを祈るばかりだ。

【あわせて読みたい】