M-1の闇?『ミキ』敗者復活できたのは…「触れてはいけない真実」

ミキ 

ミキ (C)まいじつ 

『M-1グランプリ』で毎年お笑いファンの物議を醸す敗者復活枠の選出について、昨年の決勝進出者である『インディアンス』のきむが自ら言及し、話題を呼んでいる。

きむは5月12日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演。

この日のテーマは「元々コンビ組んでた芸人」で、現在は別々に活動するも元はコンビだった芸人たちが登場する。

実は「インディアンス」は一度解散をしており、ボケの田渕章裕は『ミキ』の兄である昴生と『やぶれかぶれ』なるコンビを結成していたと告白。田渕はその経緯について、「解散を考えてる時期に昴生さんのコンビが先に解散されたんですよ。で、昴生さんに『田渕やろうや』って誘われたんですよ」と説明する。

だが、「厳密に言うと、その時はまだ、きむとコンビ組んでたんですよ。でも僕は心に解散を決めてたんで、昴生さんに誘われたその足できむに解散を言いに行ったんです」と、引き抜きのような形であったことを告白。まるで略奪愛のようになったきむは、田渕から解散を伝えられた日に昴生を河川敷に呼び出し、「一発だけ殴らせてください」と言ったことも明かす。

「僕に連絡くれたらよかったのに、何も連絡もせず、そのまま解散することになったから、それは昴生さん、おかしいんじゃないですかって呼び出した」「今でも昴生さんを許してない」と〝恨〟の意識を滲ませるきむ。よほど恨みがあるのか、その後、「ミキ」が敗者復活から決勝へ進んだ2018年の「M-1」に関して、「2位『プラス・マイナス』さんやったんですけど、『プラス・マイナス』さんの方がウケてましたけどね」と言い放ったのだ。

お笑いファンがザワついた“タブー”への言及

さらに、きむは「完全に、完全に…絶対芸人は…芸人はそう思ってるはず」と、芸人仲間が「ミキ」の復活を不思議に思っていたことを滲ませる。これにお笑いファンは

《みんなが暗黙の了解で触れてはいけない真実にベタベタ触っていく木村》
《M-1ファンなら分かってる暗黙の敗者事件》
《確かにあの時の敗者復活ミキは人気で勝ち上がったな》
《あの時のプラスマイナスは面白かったからな》
《怖すぎてひいたわ》

など、その正直さを喝采するのだった。

「審査員が採点する決勝に対し、敗者復活は視聴者投票(国民投票)。そのため、単純な人気投票とは言わないまでも、面白さよりもコンビの知名度が影響しがちです。この年の『ミキ』然り、翌年の『和牛』もこの傾向。2020年の『ぺこぱ』も、会場が冷え冷えなほどスベっていたのに反し、敗者復活順位は3位と、あと一歩の位置でした。2021年の『ハライチ』も、他に圧倒的にウケが良かった『金属バット』『男性ブランコ』を抑えて復活。この結果に『金属バット』友保隼平は『国民だるいっすわ~』と吐き捨てていましたね」(お笑いマニア)

そろそろ大会の制度も見直し時だろう。

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