『めざまし8』打ち切り待ったなし? 繰り返してきた炎上の歴史…

谷原章介 

谷原章介 (C)まいじつ 

度重なる炎上を巻き起こしてきた、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)。5月11日の放送では行き過ぎた取材が影響し、『厚生労働省』の怒りにも触れてしまったようだ。

この日の番組では、同日に亡くなったお笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵さんについて報道。

詳細な内容に触れ、彼の自宅前から生中継も行われた。わざわざ現地に赴くという番組側の倫理観に対し、視聴者からは、

《上島さんの報道のために自宅前行くのマジでやめろ》
《神田沙也加さんの時に、今後このような報道の仕方はしないって言ってたのは何だったのでしょうか?》

などの批判が相次いでいた。

「同番組は昨年12月に神田沙也加さんの急逝を取り上げた際に、司会の谷原章介から『一線を引いて、終わらせたいと思います』と謝罪がありました。にもかかわらず上島さんの件で一線を越えてしまったため、『厚生労働省』の怒りに触れることに。『厚生労働省』の公式ツイッターは番組の中継後、『ガイドラインに準じた報道を実施するよう要請を行いましたが、一部の報道機関でこれに反する報道が行われているため、あらためて要請を行いました』と表明しています」(芸能ライター)

炎上商法? 全く反省しない『めざまし8』

「めざまし8」と言えば、知床観光船事故のニュースでも炎上騒動を起こしていた。4月25日の放送で、事故の特集を放送している最中、ゲスト出演していたモデルの長谷川ミラがワイプ越しに「眠そうな顔をしていた」として批判殺到。そして5月3日の放送では、遭難事故で亡くなった男性が、交際中の女性に渡すはずだった手紙を、永島優美アナウンサーが涙ながらに読み上げて物議を醸していた。

番組の内容に関するものだけでなく、谷原が自ら炎上騒動を引き起こしてしまうことも。昨年6月9日の放送では、『よゐこ』濱口優とタレント・南明奈夫妻の第1子が死産したとことを取り上げたのだが、その際に谷原は「これも1つの〝自然の流れ〟かもしれませんので」とデリカシーのない発言で、視聴者の反感を買っていた。

さらに昨年10月13日の放送では、元スポーツ庁長官・鈴木大地氏がコメンテーターとして出演し、山梨県甲府市の民家が全焼した放火事件についてコメント。「住宅密集地ではなかったので、延焼しなかったのは不幸中の幸い」などと漏らしたため、「どんな事件・事故であろうと『幸い』という言葉を使っている時点でありえない」とバッシングを浴びていた。

昨年から今年に掛け、数多くの炎上を巻き起こしてきた「めざまし8」。視聴者からの信頼も地に堕ちつつあるが、見事回復させることはできるのだろうか。

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