現役教師が参考にするドラマ「先に生まれただけの僕」

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

『嵐』の櫻井翔が、若くして校長先生を務めることになった鳴海涼介役を演じる連続ドラマ『先に生まれただけの僕』は、日本テレビで“ジャニーズ枠”として放送されてきたコメディー要素が一切無く、毎回、重いテーマを扱っている。

「現役の教師たちはこのドラマを『自分がこの立場に置かれたらどうするのか』という観点で見ているようです。SNSでも《考えさせられた》、《参考になった》という書き込みが増えています」(教育ジャーナリスト)

10月28日に放送された第3話で鳴海が直面した問題は、“デジタル万引き”だった。

「鳴海や教師の真柴ちひろ(蒼井優)は、コンビニで漫画雑誌をスマートフォンで撮影していた生徒のデジタル万引きを、生徒を呼び出しながらも許してしまいます。これはとんでもないことで、一歩間違えれば生徒は『犯罪をやっても許される』という認識になってしまいます。教育上、好ましい教師の態度ではありません。厳しく罰を与えるべきです」(同・ジャーナリスト)

 

異色の学園ドラマ

またこの回では、生徒から「何のために勉強するのか?」という問いかけがあったが、どの教師も答えることができないという現実が鳴海に突き付けられる。デジタル万引きと勉強の必要性という一見関係のないふたつの問題だが、鳴海やほかの教師の根本には通じる“意識”が存在した。それは、教師たちが“高校生を子供だと思っている”ということだ。

子供だから分からないだろう、と何事も濁してしまいがちな教師たち“大人”こそが問題なのだと鳴海は気が付く。高校生をただの“子供”と扱うではなく、ちゃんと理解できるように、しっかりと「どうして必要なのか」「何故いけないことなのか」と、ひとつひとつの疑問に対して答えていく。

鳴海は商社勤めだったが、会社系列の高校の赤字経営を改善すべく校長として赴任してきたという異色の学園ドラマだ。

「経済的に高校を建て直していく努力と、生徒のために尽くすという鳴海の姿勢が少しずつ芽を出し始めています。これから鳴海が校長を務める京明館高校は恐らく“鳴海色”に染まっていくでしょう」(同・ジャーナリスト)

『3年B組金八先生』とは全く違う、ビジネス面からのアプローチで学校が建て直せるかというところがこのドラマの見どころだ。今後の展開に期待したい。

 

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