カズレーザーが“京都市”の浮世離れな考えに冷笑「すぐには変わらない」

カズレーザー 

カズレーザー (C)まいじつ 

お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーが、京都市役所のエレベーター改修問題を冷笑した。

5月13日、カズは『めざまし8』(フジテレビ系)にレギュラー出演。番組はこの日、今年度末に8610億円の借金を抱える見込みの京都市が、中京区にある市役所のエレベーターを500万円かけて改修したことを紹介する。

改修自体は当然起こり得るものだが、この際、エレベータードアには漆塗りが施されたため、市民からは「財政難の中で無駄遣いではないか」との疑問が上がっているという。

取材班はその意図について担当者に取材したが、「そのような声もいただいていますが、京都の伝統をもっと伝えてほしいという声もあります。金属の上に漆を塗るという京都市にある企業の技術を採用いたしました。今後も京都らしさを伝えていきたいと思っています」と回答している。

倉田大誠アナウンサーがコメントを振ると、カズは「京都市ってこういうお金の使い方をしてきた自治体だと思うので、すぐには変わらないと言いますか、8610億の借金があるから500万くらいもう誤差なのかなってくらいの感覚なんじゃないですか」とお得意の冷笑コメント。「これでアピールしたからって市役所に人がたくさん来られても困りますもんね。それを分かった上で使っちゃう体質なんだと思いますけどね」と、皮肉たっぷりに市側の対応を批判した。

「メリットがある」「貴族体質」と賛否

このコメントに対し、ネット上には

《伝統工芸の職人に仕事を与えて技術の研鑽や収入を得させる、というメリットがあることは分かります。公共事業のような意味合いです》
《京都の場合、内外の客らに古都らしい雅さを演出しようとする長年の習慣があり、無駄な豪華さ、過剰な宣伝らに金を使いたいのだろう。実際にそういった演出に観光客らも喜んできた面もある》
《京都市役所本館は武田伍一が関与した歴史的建造物》
《1000年前から貴族体質が抜けないんだろうな》
《日本の借金からするとへでもない金額》
《京都はいつまでも平安京の「栄華」を引きずっているところがある》

といった賛否が。自信たっぷりなコメントも、反応は割れている。

「京都は2700年にのぼる日本の歴史において、平安京遷都から明治維新まで、1000年以上ものあいだ歴代天皇がお住まいあそばされてきた神聖なる土地。他の自治体とは歴史も伝統も価値も違うため、京都市、ひいては京都府の権威を示すことに繋がる漆塗りは、全く無駄遣いに当たりません。大体、500万円なんて自治体の支出からすれば大した額じゃありませんし、中央だって1000兆円もの負債を抱える中、議員のボーナスなど大きな無駄遣いをしているじゃないですか。そこかしこに雅が薫る伝統的な土地に、節約でハリボテのような設備を施せというのでしょうか」(文化風俗研究家)

同志社大学卒だけに、京都市民のマインドも理解していたのだろうか。

【あわせて読みたい】