ミスチルを聴くのは高齢者だけ…? ベストアルバム“CD売り上げ”絶好調!

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock

5月11日に『Mr.Children』のベストアルバム『Mr.Children 2015-2021&NOW』、『Mr.Children 2011-2015』が発売された。近年では異例のCD売り上げということで、大きな注目を集めているようだ。

今回のベストアルバム2枚は、それぞれタイトルにある期間に発表された楽曲をまとめたもの。

特に「2015-2021&NOW」には、2022年に発売された『永遠』や映画『キングダム2 遙なる大地へ』の主題歌である『生きろ』も収録。過去のヒット曲を含め、「Mr.Children」の軌跡を振り返れるベストアルバムに仕上がっている。

5月17日に発表された『オリコン週間アルバムランキング』によると、「Mr.Children」が発売した2枚のアルバムは、1、2位を独占。「2015-2021&NOW」が約19万3千枚、「2011-2015」が約18万5千枚の売り上げを叩き出したという。

CDを買っているのは高齢者ばかり?

同一アーティストがアルバムランキングの1、2位を独占するのは、『SEKAI NO OWARI』が2019年に達成して以来、約3年2カ月ぶりのこと。「Mr.Children」としては、『Mr.Children 2005-2010<macro>』、『Mr.Children 2001-2005 <micro>』以来10年ぶりとなった。

長く愛されているアーティストならではの快挙に、ファンからは、

《2枚で初週40万枚近くも売り上げていて、ミスチルは相変わらず衰えないなと思いました。いずれにしても、オリコン1、2位おめでとうございます!》
《早くミスチルのベストアルバム、レンタル出ないかなあ》
《本当にCDが売れないのがよく分かる数字だよな…昔なら初週に2枚同時にミリオン達成!とかってニュースになってたかもなぁ》
《デジタルデータにお金を出すのに抵抗のある人もまだまだ多いんですよ》
《こうして30年以上活躍しているアーティストは、同世代として励みになりますね》

などといった喜びのコメントが寄せられている。

「今回の『オリコン週間アルバムランキング』で3位にランクインしていたのは、平井大が発売した『HOPE / WISH』。売り上げは1万4千枚ほどで、『Mr.Children』とはかなりの差が開いています。快挙なのは確かですが、これはストリーミング時代に、『Mr.Children』のファン層がCDをよく購入するということの裏付けであり、ファンの高齢化が顕著な証拠でしょう。実際に『Mr.Children』のニュースに反応しているファンは、SNS上でも〝おじさん構文〟を使って喜びをアピールしていました」(音楽ライター)

CDの売り上げが伸びすぎたがゆえに、ファンの高齢化が明らかになってしまった「Mr.Children」。若者世代とは異なる推され方だが、同世代に支持されるアーティストとしてこれからも活躍し続けて欲しいものだ。

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