映画監督・河瀬直美に新たなパワハラ疑惑! 16歳の俳優を罵倒…

河瀬直美 

河瀬直美 (C)Denis Makarenko / Shutterstock

カンヌ国際映画祭グランプリや日本アカデミー賞など数々の映画賞を総なめにしてきた映画監督の河瀬直美氏に、またもや〝パワハラ疑惑〟が浮上。映画ファンをザワつかせている。

4月27日の『文春オンライン』で、河瀬監督は映画『朝が来る』の撮影現場でスタッフの腹を蹴り、撮影監督とスタッフらが降板する事態が起きていたと報じられ、世間を賑わせたのは記憶に新しい。

そんな中、主にアメリカで活躍する俳優の松崎悠希が5月19日、自身のツイッターを更新。《中島哲也監督の撮影現場でのパワハラが話題になっていますが、ここで改めて、今度「日本代表」としてカンヌに行く河瀬直美監督が「2つ目の窓(2014年)」の撮影で 当時16歳の俳優にどのような「演出」を行なっていたか見てみましょう》とツイートし、河瀬監督の撮影現場のショートムービーを投稿した。

動画には、河瀬監督が16歳の俳優に対して「なんで1回言われたぐらいでやめるの!」「いつも言いなりか!」「カメラから逃げるな!」などと絶叫している様子が映っていた。

河瀬直美氏の“指導”に批判殺到!

松崎の告発に、ネット上では

《また河瀬直美か。こんな方が東京五輪の公式映像撮るんですから世も末だ》
《園子温や中島哲也、河瀬直美みたいな自称演出がなければ撮れないような映画なら、もはやなくなってもいいんじゃないかな。こんなのは映画と呼べないよ》
《その役を演じさせるのではなく、その役そのものになるように矯正する、環境もプライベートを超えて押し付ける、泣き叫ぶような気持ちになるまで恫喝した結果の顔を撮る…これ才能がある監督の仕事と言えるんやろか?》
《「言いなり」「逃げるな」みたいな抽象的な言葉を怒鳴ってるだけで、まったく具体性がないし意味としても成立してない言葉で、会話にならない。日本全体がこういうノリで運営されていて衰退し続けてる》
《リアルな暴力でつくるリアルは映画は俳優にやらせるものじゃないし、リアルを見つめなきゃいけないドキュメンタリーでリアルから目を逸らしフィクションへ向かう。カンヌが認めても後世にはきっと暴かれていくはず》

などといった声が上がっている。

以前、俳優の大島葉子は2011年公開の河瀬監督の映画『朱花の月』の撮影を振り返り、「精神的に乗り越えるべき点がいくつもあって、撮影中にもかかわらずどんどんやつれてしまい…点滴を5回も打つハメに陥りました」と発言していたこともある。

アメリカの映像配信『Netflix』は、自社オリジナルコンテンツの制作にあたり、〝リスペクト・トレーニング〟というハラスメント防止プログラムを導入。監督やプロデューサー、役者を始め、撮影クルー、美術スタッフ、さらにはケータリングの業者に至るまで、関係者全員がこのトレーニングを受講するまで撮影はスタートしないという。

河瀬監督の作品が素晴らしいことに異論はないが、出演した俳優の中には監督に複雑な想いを抱く人がいることも事実。河瀬監督も一度、リスペクト・トレーニングを受けてみたらいかがだろうか。

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