水曜22時『悪女』『ナンバMG5』が潰し合い! 勝ったドラマはやはり…

今田美桜 間宮祥太朗 

今田美桜 間宮祥太朗 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

5月18日、俳優・今田美桜の主演ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)の第6話が放送された。ドラマが盛り上がる一方で、裏番組との潰し合いになっていることを嘆く声も上がっている。

主人公の田中麻理鈴(今田)は、超ポジティブだけど少々ポンコツな新社会人。大きな夢を抱いて大手IT企業『オウミ』に就職したものの、窓際部署「備品管理課」に配属される。

そこでクールな先輩社員・峰岸(江口のりこ)と出会う。ワークライフバランスや副業、リモート会議…「働き方」が大きな転換期を迎えている今、麻理鈴が持ち前の明るさと、峰岸の小ずるい出世メソッドを武器にして出世の階段を駆け上がっていくというストーリーだ。

第6話は、入社2年目を迎えた麻理鈴に、初めての後輩ができる。1人はなんと、以前から清掃アルバイトとして「オウミ」で働いていた山瀬(高橋文哉)。実は山瀬、もともと「オウミ」の内定を蹴るつもりでいたが、麻理鈴目当てに入社。そして恋のライバルとなりそうな先輩社員・小野(鈴木伸之)に対抗心を燃やしていた。

「ドラマも後半に差し掛かったことで、登場人物のキャラが確立。さらに視聴者がキャラに愛着を持ち始めたことで、ストーリーが良い具合に盛り上がっています。仕事パートと恋愛パートがバランスよく描写されており、仕事パートが死んでいた前クールのドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』とは大違い。当然、視聴者の評価も『悪女』の方が数段上です」(芸能記者)

日曜劇場にボコボコされた腹いせか…

しかし、世帯平均視聴率は第6話7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大苦戦。さらにネットの盛り上がりも爆発しきれていない。一体なぜなのか…。

「裏番組に、今クールから新たにドラマ枠を開設したフジテレビのドラマ『ナンバMG5』があるからでしょう。視聴率は『ナンバMG5』の方が低いものの、ネットの盛り上がりは圧倒的。ツイッターのつぶやき数は、『悪女』も決して少なくないものの、『ナンバMG5』はそれの約9倍。大手ネット掲示板でも、『ナンバMG5』の方がレスの数が多い。そのため『悪女』のファンは『このドラマの盛り上がりはこんなもんじゃないはずだ』『裏のナンバが強すぎて…』『どっちも面白いから裏被りしてるのが本当に勿体ない』『ナンバと悪女いまのとこどちらも佳作なのでなぜ裏にぶつけた…』『枠違ったらどっちももっと視聴率とれたかもしれないのにな~』といった声を上げています」(芸能記者)

2016年4月、フジテレビは日曜21時にドラマ枠を新設し、無謀にもTBS・日曜劇場と真っ向勝負。そしてボコボコにされ、わずか1年半で撤退するハメになった。そのリベンジとして、まずは日テレドラマを倒すつもりなのだろうか…。

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