高畑裕太の芸能界復帰はNG?“清廉潔白”が求められる日本の芸能界

(C)GARAGE38 / Shutterstock

俳優の高畑裕太が、5月21日に自身のインスタグラムを更新。最新ショットを公開したが、ネット上で賛否の声が上がっている。

高畑は《商品撮影にて、モデルを担当させて頂きました》と切り出すと、《この度の撮影は、プライベートでもかなり親交が深く、また中止となってしまったハイワイヤの第一回公演「ジャム」にて、フライヤー撮影を担当してくれた親友、阿部ちゃんから紹介して頂いた事がきっかけとなり、参加させて頂く事になりました》と告知した。

続けて《現場の空気もかなり最高でした。純粋に楽しかったです》《「和」と「洋」のニュアンスが、お互いを埋め合う様にガッチリハマり、かなり新しい感覚を感じました》と意気揚々とコメント。白シャツの上に〝火消〟の文字が入った法被をはおり、喫煙ポーズをとる姿を投稿した。

「高畑は2016年8月に強姦致傷容疑で逮捕されましたが、その後に示談が成立し、不起訴になっています。一時期は芸能活動を休止していましたが、今年4月に『実はついこの間まで世田谷区の介護施設でヘルパーとして約3年間勤務しておりました』と告白。最近は舞台を中心に活動していることを明かしています」(芸能ライター)

高畑裕太が介護職を禊扱い…?

男気溢れる格好を披露した高畑だが、ネット上からは

《そもそも間違っているのは、介護職と言う仕事に対しての認識。やったら偉いみたいな人やすごいとか言ってる人もいるようですが、現役で仕事なさってる人たちが見たらどう思うかをきちんと考えてから発言しましょ》
《介護職を罰ゲームみたいにして懺悔の道具に利用する奴なんざ二度と表に出てこなくていいです》
《不祥事起こしたら介護の道へって介護職の人に対してめちゃくちゃ失礼だと思う》
《現役介護士です。よく芸能界で問題を起こした人が介護の仕事をして、こんなに大変なことをやってました、だからもういいよね? みたいな感じで記事になりますが介護を刑罰みたいな禊に使わないでほしいというか、そういう記事で介護という仕事がマイナスになるようなイメージを世間に与えないでほしい》
《芸能界復帰について反応する前に、みんながやりたがらない介護職をやったから、という風潮をどうにかしなきゃと思う。実際に従事している人に失礼だし、介護職が益々避けられて給与や労働環境の改善に悪影響を及ぼしそう》

といった批判が溢れかえっている。しかし一方で、

《色んな経験したんだな…。役者として良かったのか悪かったのか、嵌められた感じもあったし、罪を償ってまたやりたい仕事につけるといいな》
《過去の事件と「介護職を3年していた」という事実は切り離すべきと思う。禊という形でしていたとしても「介護職を3年」続けたことは素直にすごいと思う。私も新卒で意志を持って働いていましたが、それでも身体的にも精神的にもとてもしんどく辛いものでした》
《現場は人手不足だろうし、猫の手も借りたいくらいだろうが、トラブルのミソギで介護出すのは違う。とは言え、三年もつ介護職も少ないし、頑張ってるとは思う》
《介護の仕事や遺品整理の仕事をしたことが「禊」になるわけではないが、本人にやる気があるのであれば、俳優業への再挑戦を認めてもよいのではないか》
《一つの過ちにより、一生批判を続けるのはどうなのかと思う。特にこの方の場合には被害者の方と示談が成立しているので、第三者がいつまでも犯罪者扱いするべきではないと思う》

といった擁護の声も少なくない。

表舞台から消えて久しい高畑だが、この先はどのような活躍を見せるのだろうか。

【あわせて読みたい】