東京五輪&映画界で再びスキャンダル! スタッフへの暴行で河瀬直美監督に批判

河瀬直美 

河瀬直美 (C)Denis Makarenko / Shutterstock

『東京五輪』の公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』の監督を務めた河瀬直美氏が、スタッフに暴行を働いていたことが『週刊文春』の取材で判明。ネット上で批判の声が相次いでいる。

河瀬氏は、一部で〝カンヌの申し子〟と言われている名監督。

1997年に『萌の朱雀』で『カンヌ国際映画祭』の新人監督賞を受賞し、それ以降同映画祭の常連に。「東京2020オリンピック SIDE:A」も「カンヌ国際映画祭」のクラシック部門に選出されるなど、その実力は国際的に認められている。

しかし、その輝かしい経歴とは裏腹に、河瀬氏には黒いウワサが絶えない。5月25日に配信された『文春オンライン』の記事によると、河瀬氏は自身が代表を務める映像制作会社『組画』のスタッフに暴行していたとのこと。あるスタッフの顔面をグーで殴りつけ、スタッフが倒れた後も何度も暴行を働いたという。その後スタッフは荷物をまとめて退職したそうだ。

河瀬氏によるスタッフへの暴行が明るみになったのは今回が初めてではない。4月28日に発売された『週刊文春』で、2019年5月に映画『朝が来る』の撮影現場で撮影助手を蹴り上げていたことが判明。この件に関して河瀬氏は「3年前に既に、当事者間、および河瀬組内において解決をしていることでございます」とだけ回答している。

名監督の裏の顔に戦々恐々…

詳しい経緯は分からず終いだが、すぐに手が出てしまう河瀬氏を受け入れられない人も多いようで、ネット上では、

《河瀬氏、この方が業界に残り仕事をし続けることの恐怖を覚える》
《暴力による傷害は非親告罪です。口止めが行われていたならば、さらに脅迫罪の可能性があります。関係者ははやく告発し、検察に公訴させなければいけないです》
《殴って何か解決出来たのか? 殴らなくても解決出来たはずです》
《事実ならこの人終わったな。東京オリンピックのエンターテイメント関連は人選が酷すぎる》
《自分は製造業に30年いるが社内外で暴力沙汰など聞いた事がない。映画界は異常な世界、踏み入れる場所ではない》

など、河瀬氏を糾弾する声と共に、映画業界の閉鎖的な環境を問題視する声も見受けられた。

映画監督のスキャンダルと言えば、園子温監督の性加害報道が記憶に新しい。日本映画を廃れさせないためにも、犯罪まがいの行為が横行している映画業界の体制を作り替える必要がありそうだ。

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