冷めたラーメンにぬるいビール…理解し難い中国の食文化

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日本人は“温かいものは温かいうちに”、“冷たいものは冷たいうちに”という食文化だ。しかし、中国では“生ぬるいビール”や“冷めたラーメン”が普通に食べられている。これは大陸気質の適当さが原因ではなく、中国の食文化なのである。

日本人がビールを最もおいしいと思う温度は、夏場は4~6℃、冬場なら6~8℃が適温といわれ、それより冷た過ぎてもぬる過ぎても、“泡立ち”と“のどごし”でおいしさが半減してしまうとされている。

「善意に捉えれば、中国の『医食同源』という考えから、必要以上に冷たいものを摂ることは免疫力を低下させるので、体によくないとされています。ビールもその考えに基づいているのでしょう。しかし一方で、北京や上海のような大都市ならともかく、それ以外の都市では冷蔵設備が十分に整っているわけではないからということも理由にありそうです」(フードライター)

 

塩味に対する感覚の差

日本で大人気のラーメンも、中国人にとってはその他大勢のファストフードの一種でしかない。

「中国人は、熱々のラーメンを提供しなければならないとは思っていないのです。そもそも店主なり、責任者が適温と感じている温度がそれぞれ異なっているため、おのおのが思う温度でOKという考え方です。また、日本に比べて客数のキャパシティーが大きな店が多いこと、従業員教育が徹底されていないため、手際も悪く、それで提供時間が遅れて冷めてしまっているケースも少なくありません」(同・ライター)

中国では味噌汁も低温で薄味だ。しばしば、レンゲが刺さった味噌汁も出てくる。

「中国を含めアジア全域においては、日本人はみそ汁を薄塩味だと感じます。日本人がおいしいと感じる味噌汁の温度は62~70度とされています。それに対しアジアの味噌汁の温度は低めです。その理由は、塩味は温度が下がると強く感じる傾向があるため、わざわざ薄くしているからです。それでぬるく、薄味なのです。レンゲに関しては、中国人にとっては熱々のみそ汁をレンゲ使わずにすすり飲む日本人の方が不思議に映っているようです」(同・ライター)

郷に入れば郷に従えということか。

 

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