『未来への10カウント』爆死は当然? 人気海外ドラマが供給過多すぎる…

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3のキャストたち 

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3のキャストたち (C)Tsuni-USA / Shutterstock

この数年で巣ごもり需要が高まっているが、なぜかテレビの視聴率は下がり続けている。特に国内ドラマが廃れていると言われているが、その原因はストリーミングサービスにある作品のレベルが高いからだろう。

5月27日、ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4・第1章、『オビ=ワン・ケノービ』、映画『トップガン マーヴェリック』が配信・公開された。

注目コンテンツが一斉に見られるとありながらも、

《ストレンジャーシングスにオビワン、トップガンと、見るものたまりすぎ》
《ストレンジャーシングス、オビ=ワン、トップガンは流石に忙しすぎるな》
《トップガン、オビワン、ストレンジャーシングスの連チャンを怒涛の勢いで完走し、どれも最高過ぎて感情と興奮がぐっちゃぐちゃ》
《オビワンもストレンジャーシングスもトップガンも何も観れてない…笑 明日から少しづつ進めていかなくては…》

といった悲鳴にも似た歓喜の声が飛び交っていた。

注目作品はこれだけではない。『WOWOW』では、巨匠マイケル・マンの大作ドラマ『TOKYO VICE』を配信中。『U-NEXT』にて、過激派ヒーローの活躍を描くスピンオフドラマ『ピースメイカー』が配信されている。

『BCS』『GoT』のスピンオフも控える2022年…

さらに、6月3日からは『Amazon Prime Video』にてオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』のシーズン3が配信。7月以降も『ブレイキング・バッド』に登場するキャラを描いたスピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』の最終シーズンや、世界的にヒットしたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフ作品『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などの配信が控えている。

「国内でドラマ自体が〝オワコン化〟した訳ではないのですが、国内ドラマと海外ドラマの人気差は開いていく一方。特に今期の国内ドラマの視聴率はかなり悪く、1位の『マイファミリー』(TBS系)でも平均視聴率は13.0%ほどでした。木村拓哉の主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)も全話平均視聴率は10.5%と伸び悩んでいます。一定層ドラマが好きな人はいるはずですが、制作費をかけず、原作通りに脚本を書かない国内ドラマは、海外ドラマに負けてしまうのも無理はありませんね」(芸能ライター)

現在はストリーミングで、国内外を問わず、いつでもどこでもドラマや映画を楽しめる時代。国内ドラマは海外ドラマと同じ土俵に立っているはずだが、どうしても供給過多でしかも良質な海外ドラマには劣ってしまうのかもしれない…。

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