日本アカデミー賞と大違い? 映画批評家大賞のラインナップに「信用できる」

鈴木亮平 

鈴木亮平 (C)まいじつ 

5月30日に『第31回日本映画批評家大賞』の授賞式典が東京都内にて開催された。このラインナップを見た、自称・映画ファンから『日本アカデミー賞』への批判がまた強まっている。

「第31回日本映画批評家大賞」の主なラインナップは以下の通りだ。

作品賞:『偶然と想像』(濱口竜介監督)
主演男優賞:古田新太『空白』
主演女優賞:瀧内公美『由宇子の天秤』
助演男優賞:鈴木亮平『燃えよ剣』『孤狼の血 LEVEL2』
助演女優賞:三浦透子『ドライブ・マイ・カー』
監督賞:大友啓史監督『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
アニメーション監督賞:庵野秀明監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
脚本賞:西川美和『すばらしき世界』
編集賞(浦岡敬一賞):堀貴秀『JUNK HEAD』
撮影賞:上田義彦『椿の庭』

「『第45回 日本アカデミー賞』では、『ドライブ・マイ・カー』が主演男優賞、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞の計8部門の最優秀賞を受賞。しかし『第31回日本映画批評家大賞』では、全く違うラインナップになりましたね。『ドライブ・マイ・カー』から賞を獲得しているのは、助演女優賞の三浦透子のみ。そしてその三浦は、『日本アカデミー賞』では優秀助演女優賞にノミネートすらされず、代わりに今売り出し中の若手女優・清原果耶が受賞していました。作品賞に関しても、『偶然と想像』は『日本アカデミー賞』でノミネートすらされていません」(芸能記者)

「見てるか、日本アカデミー賞よ」

いくら選考する人が違うとはいえ、同じ映画作品を対象にしている映画賞で、ここまでの隔たりはなかなかのもの。ネット上では

《「映画批評家大賞」のほうがよっぽど「日本アカデミー賞」っぽくてそのほうがいいかもな?》
《日本映画批評家大賞はいい作品を評価するから信用できる。日本アカデミー賞とかひでぇからなぁ》
《日本映画批評家大賞 某アカデミー賞では悉くシカトされた傑作達をこれでもかって拾ってて信用出来る》
《ドライブ・マイ・カーじゃなく偶然と想像を作品賞に選ぶ日本映画評論家大賞。見てるか、日本アカデミー賞よ》

など、「日本映画批評家大賞」を評価する声が上がっている。

毎年「日本アカデミー賞」の謎選出は物議を醸す。元ジャニーズがプレゼンターを務めているから、現役ジャニーズがノミネートされないなど、作品そのものより、ロビー活動の方が重要なのだろう。「日本アカデミー賞」の存在意義が再び問われそうだ。

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