
画/彩賀ゆう (C)まいじつ
11月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、同局のバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』の終了が報じられた件について、松本人志らが言及した。
めちゃイケは番組内で来春の終了を公式に発表しているが、おかげでしたはまだ公式に番組終了を発表していない。
コメンテーターの松本人志は、「(番組が)本当に終わるかどうかは別として」と前置きしつつ、「最近、若者でもテレビ離れが(進んでいる)と言われますけど、バラエティー番組の作り手側も、テレビ離れの意識が目覚め出すよね」と、バラエティー番組を制作することの難しさを語った。
その理由について、「いま、テレビでバラエティー番組をやるのは難しく、攻めた企画をやろうと思ったら、時間、お金、体力が要る。その割には、コアなファンから面白いと言われても、たいてい視聴率は悪いんですよ」と、番組を制作しづらい現状を挙げ、「クレームのリスクも多く、とんがった番組を作るのは不可能に近い」と総括した。
松本も最近、『ドキュメンタル』(Amazonプライム・ビデオ)でインターネット番組に進出しており、地上波放送でのお笑い番組に限界を感じているようだ。
いまだに「テレビの影響力は強い」という意見も
一方で、コメンテーターとして出演したモーリー・ロバートソンは、「テレビは終わったと言いながら、SNSでのトレンド上位の言葉は、たいていテレビ番組(が発信)なんですよ」とテレビの影響力はいまだに強いと主張した。
松本の発言を受けて、ツイッターでは賛否両論の意見が挙がっている。
《最近よくテレビで芸人や俳優が今のテレビはできることが限られていて面白くないとか言うけどイッテQや逃げ恥とかは視聴率をちゃんと稼いでる》
《とんがった番組ができないのは、規制が厳しくなったというのも一因だろうが、同じ番組が20年以上続くってのもその一因じゃないのかな……》
《アベマとかユーチューバーとか地上波を安くマネしてるだけという気が……。しばりが緩い以外良さを感じない……》
地上波放送のお笑い番組が息を吹き返すことはあるのだろうか。
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