麒麟・川島の次に来る芸人とは? あの“M-1王者”に劇団ひとりも太鼓判!

劇団ひとり 

劇団ひとり (C)まいじつ 

『ゴッドタン』(テレビ東京系)の仕掛け人として知られ、自称お笑い通やサブカル厨から礼賛・神格化されているテレビプロデューサーの佐久間宣行氏。彼が語った「もっと評価されるべき芸人」が意外だとして話題になっている。

6月1日深夜、佐久間氏は『水曜NEXT! もっと評価されるべき審議会 後編」(フジテレビ系)に出演。数々のお笑い番組をヒットさせてきたその目線から、「これから来そうな芸人」について語っていった。

粗製乱造・群雄割拠のお笑い戦国時代、佐久間氏は来そうな芸人を「たくさんいる」とした上で、今もっとも注目している芸人を口にする。「過小評価されまくってたのが、ここから評価をどんどん上げそうなのは…」と挙げたその名前は、お笑いコンビ『銀シャリ』のメガネ担当・橋本直だった。

その理由については、「力量は半端ないし、『M-1』チャンピオンなの知ってるけど、他のチャンピオンに比べると活躍のしどころがあまりなかった。でもピンで焦点当てると、例えツッコミ、回し、ボキャブラリーまで幅広い」と絶賛。100回ボケて100回ツッコむというYouTube企画を行なったことを振り返り、「橋本くんが(1個のボケに)5個ツッコんじゃうから、100ボケ500ツッコミみたいになっちゃう」と引き続き称えていった。

単なる身内贔屓で盲目的に絶賛…?

MCの劇団ひとりも「とんでもない引き出しの量。その場で新しいフレーズを作る能力もある」と、同業者として橋本を礼賛。佐久間氏は「勝手な予想としては来年か再来年、『麒麟』の川島さんみたいになってるんじゃないかなって」と、MCを多数抱える売れっ子になるとまで予想したのだった。

だがこの評価に対し、評論家からは「そんなことはない」と厳しい声も…。

「2015年に『M-1』が復活して以降、チャンピオンにもかかわらず優勝バブルがなかったのは、不祥事で干された『とろサーモン』を除くと『銀シャリ』だけ。これは、それほど視聴者にとっては魅力も需要もないという意味で、佐久間氏とひとりのゴリ推しには疑問が残ります。そもそも、ずっと大阪で燻っていたことから、彼らに全国区の実力などないことは明白。本当に実力があったら、相方・鰻和弘の『乳首お絵かき』という死ぬほどスベリ倒す芸も、きちんとツッコミで処理し、笑いに変換できますからね。YouTubeや『ゴッドタン』の共演から、身内贔屓で絶賛しているだけでしょう。だいたい、川島レベルに売れるためには実力だけでなく〝華〟も不可欠ですから」(お笑い評論家)

真に実力があるならまだしも、情が移って正当な評価を下せないとは…。芸人・プロデューサーなら、もっと客観的な判断をしてほしいものだ。

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