覇権アニメ『SPY×FAMILY』快挙! 人気ランキングで世界的作品に勝利

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3のキャストたち 

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3のキャストたち (C)Tsuni-USA / Shutterstock

アメリカが生んだ大人気SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の最新シーズンが、5月27日から『Netflix』で配信された。初週から視聴記録を更新するなど世界的に注目を集めているが、日本人には響かなかったようだ。

同作は80年代アメリカの田舎町を舞台に、〝裏側の世界〟が原因で起こる怪事件の謎に挑む少年たちの姿を描いた物語。シーズン1から3にかけて異例の大ヒットを記録し、ついにシーズン4のvol.1が配信されることに。

すると配信開始直後の27日から29日のたった3日間で、世界視聴時間〝2億8679万時間〟という驚異的な記録を樹立。「Netflix」史上最高の数値で、各国のウィークリーチャートでも1位を獲得していた。

しかし世界中が同作の最新シーズンに注目する中、日本のチャートだけは通常運行。各国の1位が「ストレンジャー・シングス」で埋め尽くされていたが、日本だけは覇権アニメとして人気を集める『SPY×FAMILY』が首位をキープしている。

『Netflix』ですらガラパゴス状態に!?

世界中で巻き起こる「ストレンジャー・シングス」ブームもどこ吹く風の日本。置いてけぼりとなってしまっている状況に、一部では、

《さすがはゲームオブスローンズも流行らなかった我が国www》
《エンドゲームの時を思い出しました》
《やっぱ日本って海外ドラマ文化を楽しんでる人の数が圧倒的に少ないね…》
《日本がまさにストレンジャー・シングス》
《若い子はネトフリでもアニメばかり。選択肢がないことが貧しいことだと気づかないまま、どんどん貧しくなってる国に住み、その国を美しい国だと教育されているんだから》

など呆れる人も。

「かつてファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が世界中でブームを巻き起こした時も、日本ではほとんど話題になっていませんでした。しかしこれは、メディアが取り上げないことも関係していそうです。日本のエンタメ業界は、海外コンテンツの過度な流入を嫌う傾向にあり、お金が絡んでいなければ、メディアなどで取り上げることもありません。日本のコンテンツは国内のみで経済的にも成立するため、日本人には国内ドラマを観て欲しいといったエンタメ業界の思惑があるようです」(芸能ライター)

戦後アメリカの影響を大きく受けていても、結局日本人はアニメなど日本独自の文化が大好き。実に受動的な日本人らしい感性ではないだろうか。

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