『ロッキン』超豪華ラインナップは茨城県への当てつけ? 拗れに拗れた関係性

国営ひたち海浜公園 

国営ひたち海浜公園 (C)Phurinee Chinakathum / Shutterstock 

2000年に初開催されて以来、これまで20年にわたって茨城県の『国営ひたち海浜公園』で開催されてきた日本最大級の音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』。今年から開催場所が変更されるということで、ネット上でさまざまな憶測が飛び交っているようだ。

開催地の変更が発表されたのは、2022年1月5日のこと。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」公式サイトにて、総合プロデューサーの渋谷陽一氏が《2022年から、ロック・イン・ジャパンは千葉市蘇我スポーツ公園で開催します》とアナウンスした。

開催場所を変更した理由について、《昨年の夏、収容人数を例年の半分以下にし、出来る限りの感染対策も講じたロック・イン・ジャパンを中止にせざるを得なかったことは、とても残念であり、私たちにとって大きなダメージでした。ここまでやっても開催は受け入れてもらえないのだ、という大きな困難を感じました》と説明。さらに渋谷氏は4回連続で「ひたち海浜公園」での開催が中止になったことに触れ、《経営的にもギリギリのところに私たちは立っています》と苦悩を明かす。

渋谷氏の「ひたち海浜公園」への思いは並々ならぬようで、約300文字にわたり再度開催場所を変更した経緯を説明。そして最後に『千葉市蘇我スポーツ公園』は不可能を可能にする場所だと説明し、野外ロックフェスの会場として、唯一無二の存在だと絶賛するのだった。

豪華ラインナップに飛び交う憶測

開催場所を変更したことが関係しているのか定かではないが、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』の参加アーティストは例年に比べて大物揃い。桑田佳祐や宮本浩次、『YOASOBI』、『King Gnu』、『[Alexandros]』、『BUMP OF CHICKEN』といったバンドだけでなく、『関ジャニ∞』、『櫻坂46』も出演する予定だ。

参加アーティストが発表されるとネット上では、

《ワンオクにミセスにBUMPが出るなんて、去年のロッキンからは考えられなかったな。茨城医師団見てるか?》
《千葉会場になった瞬間、出演者が豪華になったから、もうロッキン信じない》
《今年のロッキンが豪華なのは開催地が茨城ではなくなったことが関係しているのでは…》
《ロッキンが千葉になってから出演者豪華になりすぎてて…》

といった指摘が相次いでいる。

アーティストのラインナップが当てつけかどうかは不明だが、開催場所の変更が発表された直後に茨城県は独自の音楽フェス『LuckyFM Green Festival』を「ひたち海浜公園」で開催すると発表している。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が茨城県に確執を感じるのも当然かもしれない。

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