檀れい映画初主演作がランキング圏外…評価が2極化する映画『太陽とボレロ』

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檀れいが初主演を務める映画『太陽とボレロ』の公開が、6月3日から全国の劇場で始まった。公開前から話題になっていた同作だが、前評判とは裏腹に大爆死してしまったようだ。

同作の監督を務めるのは、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズでお馴染みの俳優・水谷豊。

これまで水谷は『TAP THE LAST SHOW』『轢き逃げ 最高の最悪な日』を手掛けており、同作は監督第3作目となる。

ストーリーは、水谷が映画のために書き下ろしたオリジナル脚本。地方都市にある経営難のアマチュア交響楽団『弥生交響楽団』を題材に、複雑に絡み合う人間模様を描いていく。同作が映画初主演となる壇が演じるのは、楽団主宰者の花村理子。楽団存続のために奔走し、親から受け継いだ家業も抱えている、自分よりも周りのことを優先してしまう性格の女性だ。

上映館数は全国213スクリーンと中々の規模だが、公開初週の『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)では、ランキング圏外という残念な結果に。同サイトのアクセスランキングは第6位と健闘しているが、大コケしたと言えるだろう。

割れる意見…水谷映画は古臭い?

同作の評価は2極化。ストーリーではなく、音楽や俳優陣が目当てで劇場に足を運んだ人からは、

《映画はクラシック大好きな私には音楽溢れる内容でとても感動しました。そして西本智実さんが素敵すぎた》
《上映が続く限り何度でも、ずっと、観続けたいと思います》
《コンサートシーンの素晴らしさ。久しぶりに聴いたボレロは胸熱です!》

などといった絶賛の声が続出。その一方で、

《音楽を題材にしてここまでつまらない話にできるとは、逆にすごすぎます》
《全てにおいて古臭くモヤモヤ以外の何も残らない映像だった。これを映画と言いたくない》
《監督が水谷豊ということでしたが、コメディーセンスとストーリーをまとめる力はないと感じました。次回以降この人の作品は見たくないです》
《音楽を愛する人たちの群像劇なのだろうけど、脚本と監督が素人レベルなので、とても商品レベルに到達してるとは思えない》
《町田くんと檀れいさんの美しさがなければ寝てました》

といった酷評も見受けられた。

映画情報サイト『映画.com』内の同作の評価レビューは5点満点中2.5。分類を見ると全体の25%が1点をつけており、刺さらない人にとってはかなり退屈な映画のようだ。

評価が2極化する水谷映画。「太陽とボレロ」が名作か駄作かどうか判断するには、実際に劇場に足を運んで確かめる必要があるのかもしれない…。

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