『ユニクロ』主力商品を大幅値上げ…ユーザー反発「高いなら買う意味ない」

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2022年1月に商品を告知なく値上げした『ユニクロ』が、6月7日にさらなる値上げを発表。もはやファストファッションとは言えない値段に、消費者から反発の声が相次いでいる。

値上げの対象となるのは、秋冬の主力商品。原材料価格の高騰から、定番のフリース商品は一部を除き1990円から2990円に。

他の商品は「ウルトラライトダウンジャケット」も5990円から6990円に値上げ。「カシミヤクルーネックセーター」も8990円から9990円と、いずれも1000円ほど値上げになるという。

「ユニクロ」は1月の時点で、『スウェットシャツ(長袖)』を1990円から2990円に値上げ。さらに『スマートアンクルパンツ』も2990円から3990円に値上げしていた。1月にサイレント値上げの対象になった商品に関しては対象になっていないようだが、「ユニクロ」に安さだけを求めていた消費者が離れるのは間違いないだろう。

安さ以外にイイとこなし? 消費者から悲鳴

「ユニクロ」の値上げ発表に対して、ネット上では、

《高いユニクロなんて買う意味ないねー》
《予算を上げなければならないのならば、他の店の商品も選択肢に入るのでたぶんユニクロ製品は買わないと思う》
《じゃあユニクロじゃなくていいか…となる》
《ユニクロってダサいよねっていう風潮がもっと広まれば、企業努力するようになるんじゃね。値上げしてもみんな買うから、調子乗るやん、きっと》
《ユニクロの存在意義って何?》

といった反響コメントが上がっている。また中には、

《黒田総裁も値上げOK!といっているんだからいいでしょ。俺は買わんけどー》
《黒田さんの発言が良くないけど、値上げを消費者が容認するとかしないとかっていう議論がおかしいと思います。消費者としては安いほうが良いに決まっています》

などといったように、6月6日に日本銀行の黒田東彦総裁が繰り出した「家計が値上げを受け入れている」という発言に絡めて「ユニクロ」を糾弾する声も見受けられた。

値上げに寛容なのは一部の上級国民だけ。ウイグル問題やウクライナを巡る対応で嫌われブランドになった「ユニクロ」だが、値上げをしても顧客がついてくるという根拠のない自信があるのだろうか。

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