脚本が雑? 木村拓哉『未来への10カウント』最終回に不満「クレームきそう」

木村拓哉 

木村拓哉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優・木村拓哉主演の連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の最終回・第9話が6月9日、15分拡大で放送。平均世帯視聴率は13.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)だった。最終回では視聴者があっと驚く怒涛の展開が描かれたが、ネット上で賛否の声が上がっている。

同ドラマは木村にとって2020年の『BG ~身辺警護人~ 第2章』以来、約2年ぶりの連続ドラマ主演作品。一度は希望を失った男・桐沢祥吾(木村)が松葉台高校ボクシング部のコーチになったことで再生していく青春群像劇だ。

初回は世帯11.8%でスタート。第2話は10.5%、第3話は9.9%と下降し続け、2桁割れ。第4話は9.6%だったが、第5話は10.6%で再び2桁に回復した。第6話は11.1%、第7話は10.5%と推移し、第8話も11.2%と2桁をキープしていた。

最終回では、桐沢が部員たちの指導中に突然倒れるという衝撃的なシーンが描かれる。そんな中、前部長の伊庭海斗(高橋海人)はボクシング部のフォローをしながら見事、東大に合格。やがて松高がインターハイ出場をかけて宿敵・京明高校に決戦を挑むことになった。

脚本が雑? 視聴者を混乱させた最終回

桐沢が折原先生(満島ひかり)からのプロポーズに応え、無事ハッピーエンドとなった同ドラマ。最終回はツイッターの日本トレンド&世界トレンドで1位を獲得した。

木村の大奮闘をする姿に、視聴者からは

《さすがキムタク。やっぱり数字持ってるなぁ》
《なんだかんだいって面白かった。キムタクやっぱりかっこいいね》
《たまにはスポ根ドラマもいいね。満島ひかりと山田杏奈がかわいかった》
《めっちゃ感動した。全部見てたので、最終話もキレイに纏まり感動したし、見て良かった!と思える良い作品でした》

などといった感想が寄せられている。

一方、最終回は視聴者を混乱させてしまう急ピッチでストーリーが展開。また木村が突然リングで倒れた理由が、病気ではなくただの〝過労〟というずっこけ展開も含め、ネット上では厳しい指摘が上がっている。実際には、

《自営飲食業オーナー各位と教師講師各位の双方からクレームがきそうな内容でしたね。ドラマでは飛んでたけど非常勤講師って講義するだけじゃない筈だし。それ入れると睡眠時間飛んじゃうと思うんですが…》
《編集でカットし過ぎて、ストーリーの前後がおかしかった。しかもキムタクの倒れた理由が過労って、しっかり休まないと部員が大迷惑でしょ》
《序盤から中盤、終盤にかけてテイストがチグハグというか、テコ入れ失敗?無理に脚本を変えたのかな?と勘ぐってしまうような不思議なドラマでした。奥さんのそっくりさんや西条くんの設定が中途半端というか…》
《批判的な男性教師3人との関係が、特に演出ないままぬるっと関係良くなってんのはちょっと違和感》
《最終回は良かったな。しかしボクシング部の生徒個性ないから顔思い出せない、ドラゴン桜とはエラい違いだった》

などのツッコミも上がっている。

「一部ニュースサイトで同作の〝打ち切り報道〟が出ましたが、テレ朝は必死に否定していましたね。しかし、最終回を観るといきなり10カ月も時間が飛び、時系列が前後するなど、かなり無理矢理編集した跡があり、違和感を抱いた人も多かったようです。放送当日は朝から番宣をあちこちで流しまくったため、何とか有終の美を飾りましたが、ドラマの内容はひとつひとつのエピソードがすべて中途半端で、結局、木村ありきのドラマでしたね」(テレビ誌ライター)

とは言え、最後は無事視聴率を2ケタキープできたのは、さすが木村と言ったところだろう。

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