『鎌倉殿の13人』にまた声優が出演…「媚びすぎ」「声優大河じゃん」

小栗旬 

小栗旬 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優の小栗旬が主演を務めるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の追加キャストが、6月9日に発表された。同作5人目となる声優の出演に、世間からは批判的な意見が相次いでいるようだ。

「鎌倉殿の13人」は、劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手がけている61作目の大河ドラマ。

小栗演じる北条義時が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝から武士について学び、武士の頂点に上り詰める様子が物語として描かれている。

今回出演が発表されたのは〝七色の声〟を持つ声優・山寺宏一。山寺は尾上松也が演じる後鳥羽上皇に仕えている中世きっての名僧・慈円(じえん)に抜擢された。同作が大河デビューとなった山寺は《まさか、まさかのオファーに震え上がりました! 山寺という苗字であること、小学生の頃のあだ名が〝和尚さん〟だったことに感謝です(関係ないですか?)》と面白コメントで喜びを露わにしている。

大河ドラマに声優が引っ張りだこ!

「山寺のファンからは歓喜の声が上がっていますが、今期大河ドラマの〝声優起用率〟を分析する声も上がっていました。同作では山寺の出演発表される以前に、木村昴、平田広明、緒方賢一、関智一の出演が明らかになっていました。山寺で5人目の声優追加キャストになるため、ネット上にはさまざまな意見が上がっています」(芸能ライター)

ミュージカルなどの舞台演技にも秀でている山寺だが、今回は声優キャストのうちの1人として捉えられたようだ。ネット上には、

《今年の大河、声優出すぎだろ》
《なんだよ声優大河じゃん》
《媚びすぎてて嫌い》
《確かに声は通るし、セリフに存在感が出るかもしれないけど、なんか違うのよねえ…》
《「鎌倉殿の13人」って声優大河でしたっけ!?》
《なんか大河に声優さん呼びすぎじゃない…? 声優人気を取り込もうとしてる感が強すぎて引いちゃう…》

などといった難色を示す声が多く上がっていた。

「以前、男性アニソンシンガーのオーイシマサヨシが『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際、アニソンシンガーが苦しい立ち位置になってきたことを告白していました。オーイシは『Official髭男dism』や米津玄師といったアーティストがアニソンを手掛けることが多くなってきたため、活躍の場がなくなってきていると言います。しかし『鎌倉殿』のように声優が俳優の仕事を奪うこともしばしば。芸能人声優の起用に難色を示すアニオタが多いですが、声優の俳優仕事は手放しで称賛しているのです」(同・ライター)

声優の枠を飛び出して俳優の仕事を奪っている山寺のように、これからはマルチに活躍できる芸能人が重宝される時代なのかもしれない。

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