日本のGDPが世界3位から転落? 年々貧しくなる美しい国「未来が見えない」

岸田文雄 

岸田文雄 (C)Naresh777 / Shutterstock

これまで世界3位の経済大国として知られてきた日本。国民も自国を豊かと信じて止まないが、その立場が危うくなってきているようだ。

今年3月から一気に円安に動いたドル円為替相場。6月には20年ぶりの安値となった。かつては円安だと景気が良くなると言われていたが、現在はむしろ逆。円安・ユーロ高も進行しており、GDPランキング第4位のドイツに抜かれる可能性が浮上している。

GDPランキング以外でも、昨今は日本の貧しさが垣間見えるのではないだろうか。国税庁の民間給与実態調査統計によると、令和2年の日本の平均年収は433万円なのだが、30年以上も同じ金額。世界1位の経済大国アメリカの平均年収が、ここ30年で148%ほど上昇していることを踏まえると、日本だけ取り残されている状況だ。

また、労働環境も良いとは言えず、日本では未だにパワハラやワンオペが一般的である。大手寿司チェーン『くら寿司』の店長がパワハラを苦にして店舗の駐車場で焼身自殺した件や、牛丼チェーン『すき家』でワンオペをしていた女性が突然死した件など、過酷な労働環境が招いた悲劇も後を絶たない。

世界でもレアケース? 人口が多いのに後進する日本

日本が衰退していることを肌で感じている人も多いようで、ネット上には、

《完全に沈みゆく国》
《安売りされている当の日本人が貧乏になるのは当然》
《日本は貧しい国へとまっしぐらです。そのうち年金や健康保険を含む社会保障制度も成り立たなくなり、日々の生活にさえも困る国民が続出するでしょう》
《結構ガチめにヤバくなってきた感はある、未来が見えない》

といった反響が上がっている。

海外でも日本の衰退は「今まで衰退した国はいくつもあったけど、日本ほどGDPが高く、人口が多い大きな国が衰退してるのは人類史上初」などと話題になっているようで、すでに日本は世界的に見て経済大国ではないようだ。

少子化が進んでいるとはいえ、現在の日本は人口が多く働き手も多い。それでこの有様なのだから、そう遠くない未来に日本は経済大国から貧困大国になることだろう。

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