『行列』低視聴率で打ち切り? 裏番組の日曜劇場に大差で敗北…

東野幸治 

東野幸治 (C)まいじつ

番組開始当初から高い人気を博し、今年で放送20周年を迎えた長寿バラエティー番組『行列のできる相談所』(日本テレビ系)。だがその歴史に反し、ここのところ調子がイマイチ振るっておらず、打ち切りも視野に入っているようだ。

「今年4月、番組は20周年を記念した3時間SPを放送しましたが、結果は世帯視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)、個人視聴率5.1%と平凡なものでした。3月20日の放送も世帯9.9%、個人5.8%と、裏番組『日曜劇場』(TBS系)の『DCU』最終回に、世帯で5ポイントもの大差をつけられました。〝周年〟で盛り上げたい番組の思惑と裏腹に、数字はついてきていません」(テレビ誌記者)

最新6月12日の放送でも、この傾向は変わらなかった。

「この日は元『中日ドラゴンズ』監督の落合博満氏がゲスト出演。現役時代は3度の三冠王、監督としては何度もチームを優勝に導いた名将とあり、番組はものすごい人物が登場したかのごとく〝接待〟を行いました。しかし、大げさな盛り上げ方は空振りに終わり、平均世帯視聴率は8.2%、個人視聴率は4.7%。裏番組のドラマ『マイファミリー』(TBS系)最終回の16.4%に、ちょうど倍の差をつけられる惨敗を喫しました」(同・記者)

落合博満氏登場も全く効果はナシ

テレビ離れが進んでいることに加え、『TVer』でリアルタイム配信も開始された昨今、〝二桁にほど近い一桁〟の8~9%台は、十分健闘した数字と言える。だが、かつては15~20%を叩き出す超人気番組だったことを考えると凋落は一目瞭然。ネット上にも

《日テレの日曜ゴールデンは何年間も無双状態だったのに、こんな視聴率まで落ち込んでたのか》
《行列も一桁の視聴率が当たり前になったよな…》
《数年前は14%ぐらいあった印象だけど。よくてこの程度か》
《日テレってマンネリ番組多すぎ》
《法律時代は面白かったけどね。法律とって番組存続してる理由がわからん》

など、番組の落ちぶれぶりを指摘する声が上がっている。

「落合氏は根っからの捻じ曲がり人間。特に監督時代は、完全試合に期待がかかった山井大介投手を交代させたり、WBCに選手を派遣しなかったり、川崎憲次郎を開幕投手にしたりと、逆張りで目立とうとしてきたピエロ的存在でした。『3度の三冠王』にしたって、技術もレベルも低い時代に無双しただけ。所詮はメジャーにも行けなかった程度の打撃力ですし、現代なら2割8分・20本・60点がせいぜいの中距離バッターでしょう。『行列』人気が落ちているのも事実ですが、それ以上にゲストがアレだったのも低視聴率の原因では」(野球ライター)

次の節目は25周年だが、果たして番組はそれまで続いているのだろうか。

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