綾瀬はるか水着披露も…映画『はい、泳げません』アニメ作品にボロ負け

綾瀬はるか 

綾瀬はるか (C)まいじつ 

俳優・長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演を果たした『はい、泳げません』の公開が、6月10日から全国で始まった。しかし、綾瀬らの熱心な宣伝も虚しく、ほとんど話題になっていないようだ。

同作はノンフィクション作家・高橋秀実氏の著書を、映画『舟を編む』の脚本などで有名な渡辺謙作氏が映像化した作品。

水泳教室を舞台に、「泳げない男」小鳥遊雄司(長谷川)と「泳ぐことしかできない女」薄原静香(綾瀬)の希望と再生を描いた物語となっている。

長谷川と綾瀬はNHK大河ドラマ『八重の桜』で夫婦役を演じたことがあり、2人の映画共演ということで同作には大きな注目が集まっていた。

だが、公開直後の6月11日から12日の動員数や興収を集計した『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)で同作は、初登場トップ10入りを逃す結果に。同じ日に公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』や劇場版『からかい上手の高木さん』など、アニメ作品にもボロ負けする悲惨な結果となっていた。

“満足する映画”しか観られない結果?

劇場へ足を運んだ人からは、

《過剰な演技が余計に感じてしまい、さらに画質の悪さも気になった。しかもノイズも多くて悔やまれる作品だな…》
《正直言うと渡辺監督の描く女性像が少し苦手》
《予告編を見てコメディかと思っていたら、原作有りのシリアスだったことに驚き。あとちょっと理屈っぽ過ぎて》
《つまらなくはないが映画を通じて伝えようとしているメッセージを受け取りにくい》
《とても面白い映画でした。私はお薦めかどうかを聞かれたら、お薦めです。長谷川博己さんの演技も、綾瀬はるかさんの演技も、他の出演者の演技もよかったです》
《人生に迷った時に映画「はい、泳げません」はオススメです。壁にぶつかったときにどう乗り越えるのか。生きる意味はなんなのか。を考えさせられる作品でした》

など賛否の声が上がっている。

ちなみに、「国内映画ランキング」に名を連ねるのは「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」「からかい上手の高木さん」以外に、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』、『五等分の花嫁』、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』といったアニメ作品ばかり。

やはり、作品の固定ファンや信者を味方につけなければ、映画はヒットしづらくなったということだろう。アニメやオタク向け作品が大ヒットを記録する理由は、〝1本の作品〟として映画に向き合う感性が失われた結果なのかもしれない。

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