『マイファミリー』伏線回収ナシ? 心春ちゃん呼びは謎のまま「つまらん誘導」

二宮和也 

二宮和也 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

6月12日、二宮和也の主演ドラマ『マイファミリー』(TBS系)の第10話・最終回が放送された。最後まで意味不明な箇所があったとして、ネット上では呆れ声が上がっている。

主人公の鳴沢温人(二宮)は、ゲーム業界の新時代を切り開く男と持て囃されている『ハルカナ・オンライン・ゲームズ』のCEO。

湘南・鎌倉に家を構え、妻の未知留(多部未華子)、娘の友果(大島美優)と3人で暮らしていた。

しかしある日、仕事を終えて帰宅した温人のもとに、「友果を誘拐した」という電話が入る。身代金の要求額は5億円だった…というストーリーだ。

視聴者の間で話題になっているのは、東堂(濱田岳)が5年前に誘拐された自身の娘・心春(野澤しおり)のことを〝心春ちゃん〟とずっと〝ちゃん付け〟で呼んでいたこと。その不自然さに、ネット上では「実の娘ではないのでは?」といった考察が上がっていたが、特にそんなこともなく、普通に血の繋がりがある娘だったのだ。

「違和感が解消されないなぁ」

「最終回の最後の最後に、東堂が〝心春〟と叫んでいたことから、〝心春ちゃん呼び〟は父親ではなく、あくまで元警察官という立場で誘拐事件に接していたため…と考察されていますね。しかし正直、そんな考察は強引なこじつけに過ぎず、単にミスリードを誘いたいがための姑息な手段としか思えない展開でした」(芸能記者)

ネット上でも〝心春ちゃん呼び〟について批判の声が多く、

《やっぱり私は「ちゃん付け」(一度は「さん付け」)の違和感が解消されないなぁ》
《視聴者を振り回すために心春ちゃん呼びがベースになっただけで、そこに感動するような要素はない》
《心春ちゃんって呼び方がずっと気になってたけど解決しなかった》
《実は「連れ子」という設定を隠していたのかと思ったら、なんにもなかったな。ミスリードするためのつまらん誘導か》
《東堂が小春「さん」呼びした時が一回あったんだけど、あれは何だったんだろう》
《伏線回収無しは駄目でしょ》

といった怒りの声が上がっている。

強引なミスリードや、最終回まで見ないと絶対に真犯人が推理できないこじつけ展開など、ミステリードラマとしては評価が低いようだ。

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